世の中では「体形のコンプレックス」といえば、多くは肥満のことだと思われている。しかし、僕は痩せすぎていることにコンプレックスをもっている。周りにはうらやましいなどとよく言われるが、痩せていると大変なことも多い。太っている人だけがつらいわけではないということをみんなに知ってもらいたい。(高校1年男子・古本屋の古書)
体温調節が難しくよく体が震える
痩せすぎていると、体調管理や体温調節が難しい。
特に寒いのは厳しい。何枚着ても寒いのだ。体が震えることも多く、お風呂場でもはやく湯船に入らないと風邪をひいてしまう。
免疫力が落ちやすく、風邪を引きやすい。ストレスでキリキリしていたからなのか、寒くて震えすぎてなのかが、自分でははっきりわからない。両方だろう。ストレスに弱いのも体形のせいかなとも思ってしまう。
周りから「甘くみられる」
体形のせいで皆から甘くみられる。
僕は周りからなめられやすい。体形からして勝てると思われているのだろう。勝負にすらならずに負ける。なので、小学生のころから取っ組み合いのけんかをした記憶があまりない。
ちょっと転んだだけでケガ
また、ちょっと転ぶだけで大事になりやすい。
一昨年に自転車に乗っていて転倒したときは、受け身をとっていたのに、肘が骨挫傷と診断された。部活の大会の直前だった。強行出場したものの、結果はあまりよくなかった。
野球では、「インコースのボール球には当たれ」と言われることがある。しかし、脂肪があまりない人の場合、けがをしやすいのでそれは無理なのである。
太ろうと思っても太れない
太ろうと思って食べても脂肪にはならないのだ。医師に相談しても、はっきりとした理由はわからないようだった。ちなみにうちの家系は痩せている人が多い。おいは体を鍛えても、ご飯を1日1升食べても太らなかったそうだ。
そして、うちの家系みんなが痛みにはとても敏感だ。風邪も引きやすい。ちなみに僕は常に正露丸を常備。苦労がたえない日々を送っている。
あなたの「コンプレックス」についてお寄せください
この記事は、読者から寄せられた声によってつくったものです。
編集部では、高校生・中学生の読者のみなさんの「コンプレックス」についての体験談を引き続き募集します。LINEアカウント「高校生新聞編集部」に送ってください。
メッセージの最初に「コンプレックス」の記事であることと、学年・性別・ペンネーム(アカウント名は掲載しません)を明記してください。記事で紹介させていただく場合は編集部から連絡します。