クラスの担任や教科担当の先生たち。仲良くしたいけれどきっかけがつかめない、質問することに抵抗があるという高校生もいるようです。「先生との関わり」でつまずかずに、良い関係を築くためのコツやアドバイスを高校生記者7人に聞いてみました。
「先生ってどんな人なんだろう?」興味を持って
授業の進め方や生徒への接し方など、気にしてみると先生によっていろいろなやり方があることに気づくはず。興味を持って関わってみると、意外な一面を知ることができるかも?
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敬う気持ちを忘れず考えを学んで
先生方は、私たちにいろいろなことを教えてくださいます。どんな時でも、目上の人ということを忘れずに敬う気持ちが大切です。
自分と合わない考えをしているからといって、憤りを感じることは良くありません。先生方に対して「嫌い」だとか「面白くない」と言う人がいますが、教科を通して教育する先生の一面しか知らずにそんなことを言うのは間違いです。
いろんな話をしていくうちに、「こういう考えからこんな授業をしているんだな」と分かるようになります。
私はたまに、進路についての悩みを相談するために相談室を利用しています。先生方はまるで家族のように親身になってくれますし、たくさんアドバイスをしてくださいます。先生方は、私たちの一番身近にいる他人の大人です。
人生経験豊富な人々から考えを学び、時には盗み、より学習ができる学校生活を過ごしてください。(ゆきんこ=2年)
「教科」に関する会話で先生と距離を縮める!
先生と何を話せばいいのかわからない…そんなときはこれ。「授業の後にわからなかったことなどを質問する」や「係の仕事として」であれば、ハードルも高すぎずトライしやすく、先生の印象も◎!
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教科の係になって信頼関係を築く
教科担任の先生と良好な関係を築くコツは、教科の学習係になってしまうことです。
係は授業の持ち物や課題などを先生に確認しクラスの人に連絡するため、必然的に先生と話すようになります。すると、ほかの生徒より先生に自分のことを多く知ってもらえ、信頼してもらいやすくなります。
もし学習係のようなものがあれば、立候補してみてください。(アキ=2年)
教科の質問を通して距離を縮めよう!
私はよく質問をしに行って、先生方に自分のことを認識してもらうようにしています。最初、緊張するときは友達と一緒に行ったりします。
何度か繰り返しているうちに、旅行などプライベートなことや、普段は質問しづらい大学受験についての話などもたくさん聞くことができるようになりました。(ちゃちゃ=3年)
心を開いて本音を話して
私は特に苦手教科の先生と積極的にコミュニケーションを取るようにしています。なぜなら、わからないことをすぐに聞ける関係性が築けていると、相談しやすくてアドバイスをいただけることが多いからです。
「この授業中は内職は一切せずに、しっかり授業を聞いています」という多少のアピールもあると、好印象を残しておくことができます。
また、担任の先生に心を開くことが大切かなと思います。普段話す機会は少なくても、面談等で友人関係や進路への不安などの「本音」を話し、一気に距離が縮まった経験があるのでオススメします。
十分すぎるくらい「ありがとう」を伝えておくことは大切だと思います。感謝の言葉一つで印象は変わりますし、何かあったときに親身になってくれる可能性が高くなると思います。これを忘れないことで、少し周りと差をつけられると思いますよ! (マリーナ=3年)
担任の先生との信頼関係を築く
授業だけではなく、クラス単位での活動も受け持ってくれるのが担任の先生。勉強以外のことで話す機会も一番多いだけに、深い信頼関係を築きやすいかもしれません。
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偏見持たず積極的に話したほうがGOOD
先生ごとの距離感をつかむことが大事だと思います。担任は、勉強やそれ以外の相談にも真摯に乗ってくれる先生が多いので、積極的に話した方がいいと思います!
勉強の質問をするときは、何がどう分からないのかをきちんと伝えられるようにしておくことが大切だと思います。
あとは、先生に対して偏見を持たないこと。先生に嫌な印象を持たれるのも良くないし、愛想を振りまいていこう! (おかゆ=3年)
目上の人とのコミュニケーション訓練だと考える
敬語の使い方や話の聞き方など「目上の人との話し方」を身につけておくことは、この先自分にとって役に立つこと間違いなし! 先生との対話を通して、経験値を稼ぐのもオススメです。
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笑顔で話をさえぎらず礼儀正しく
先生と良い関係を築くためには、気持ちよく話してもらえるようにするのが大切だと思います。先生は基本的に忙しいです。また、先生も人間なので生徒によって対応が多少変わってしまうこともあると思います。
なので、笑顔で話すこと、最後まで話を聞いて不必要に話をさえぎらないこと、試験前などの忙しい時期ではなく授業後に質問するようにすること、そして何よりも礼儀正しくすること(これが一番重要)を心がけるようにしてみてください。(じろう=3年)
多忙な時間帯は避け質問リストを準備して
各コマ間の短い休み時間に質問に行くことはおすすめしません。先生方が授業準備などで忙しくされていることが多く、丁寧な回答を得にくいからです。先生方にご迷惑をおかけしないためにも、質問に行くのは中休み・昼休みなどの長い休み時間や放課後にしましょう!
また、質問したい点はなるべく具体化して、事前にリストを準備しておくのがおすすめです。より具体的かつわかりやすい回答を得られると思います! (ささみ=3年)