オススメのアーティストを高校生記者のかんちゃんに教えてもらいました。

メッセージ性の高い曲を生み出す

Little Glee Monster 

私が大好きなアーティストLittle Glee Monsterは、「研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残す」をテーマに活動する、5人組の女性ボーカルグループです。

NHKラグビーワールドカップのテーマソング「ECHO」や、2020年度のNHK全国学校音楽コンクールの課題曲「足跡」など、幅広い年代の人々の心をつかんで離さないメッセージ性のある楽曲を世に送り出し続けています。

「リトグリ」の愛称で親しまれている彼女たちは、日本国内だけでなくアジアツアーを行うなど、世界を舞台に活動しています。

「HARMONY」ぜひ聴いてみて

高校生の皆さんにぜひ聴いてほしいオススメの曲「HARMONY」を紹介します。

初めて聴いた時、「365色の音とストーリー 鳴らせ 君らしい 君の声 誰かと同じじゃ きっと意味がないわ その違いがハーモニー 作り出すから」という歌詞が印象に残りました。当時中学1年生だった私の心にしみる歌詞でした。

そして、現在高校3年生になった私は「この曲の歌詞と、自分が所属するクラスの雰囲気は似ているのではないか」ということを考えてみました。

クラスメートのかけがえのなさに気付いた

クラスには、みんなをまとめるのが得意な人や運動が得意な人など、さまざまな人がいます。

「さまざまな個性を持つ人たちがそれぞれに自分らしさを発揮しているとき、初めてみんなの居場所が確保され、クラス内の調和が保たれ、団結力も高まっていく」

この曲の歌詞は私にそんなことを教えてくれました。

例えば、欠席した次の日に教室に入ったら「かんちゃんが休みだったから、寂しかったよ」と声をかけてくれたクラスメートがいました。また、反対に自分自身が「Aさんがいてくれるだけでほっとする」と思うこともありました。

自身の経験とこの曲の歌詞を結び付けて考えてみたとき、私は改めて、クラスメート一人ひとりの存在の大切さを認識しました。

私の高校生活も残りわずか。聴く度に、これまでのクラスメートとの出会いが、かけがえのないものであるとしみじみと感じています。

共感しやすい歌詞が心に響く

今まで述べてきたように、リトグリの曲は、歌詞を自分に重ね合わせると共感しやすく、中高生の心に響く名曲が多くあります。

歌詞の一部分に注目しても、そこから自分のことや家族のことなど、さまざまなことについて考えることができます。皆さんもぜひリトグリの曲を聴いてみてください。きっとお気に入りの1曲が見つかるでしょう。(高校生記者・かんちゃん=3年)