私は剣道部に所属しています。剣道部で活動するからこそ身につくことや魅力について、写真と共に紹介します。(高校生記者・仮牧=2年)
1、競技人数が少なく試合に出やすい
登録メンバーは団体試合なら、男女それぞれ選手5人と補欠2人の計7人と少ないですが、選手ですら足りない学校(特に公立校の女子)もあります。レギュラーになりやすく、試合経験を積むことができます。

2、お気に入りの手ぬぐいで気分が上がる
知らない人も多いと思いますが、剣道で面を着けるときに必要なものに「手ぬぐい」があります。部活のお揃いの手ぬぐいや、自分の好きな言葉、色、模様などの気に入ったものを着けるとやはりテンションが上がり、練習がもっと楽しくなります。

3、日本の伝統文化に触れられる
剣道が競技として確立されたのは近現代以降ですが、剣術から派生したので、元をたどればとても古いです。稽古前後には正座、黙想をして、それぞれの課題は何かを意識して反省を行います。心構えを表す言葉をたくさん知ることができます。

4、物を大事にしようと思える
中学の顧問の先生の言葉で特に印象に残っているのは、「竹刀や防具は身を守ってくれるものだから、雑に扱ったり跨いだりするな」です。竹刀は部品の緩みや多少の傷なら自分で直して長く使うので、とても愛着がわきます。

5、礼儀作法が身につく
剣道を含め武道は、「礼に始まり礼に終わる」と言われるくらい礼儀が重要です。また、試合に負けたときでもふてくされず最後まで礼節を保つことで、自分の心を落ち着かせることができます。

6、意外ととても仲がいい
剣道は個人競技ですが、1対1で稽古をするため、話す機会が増えてむしろ仲よくなりやすいです。また、礼儀が重要なので、先輩後輩の仲も良好です。大切な仲間たちのおかげでつらい練習も「頑張ろう!」と思えます。

7、年齢や性別、体格差関係なく対戦できる
男子も女子も、自分より体格のよい人相手でも対等に稽古や試合ができるのが剣道です。それどころか80歳のおじいちゃんと中高生が一緒に稽古をすることもあります。これは剣道ならではの魅力ではないでしょうか。

8、姿勢がきれいになる
剣道は全身を使うため、腹筋や背筋含め全身の筋肉が鍛えられます。また、稽古や試合で常にきれいな姿勢を意識するので、日常生活でも自然と姿勢がきれいになります。

9、頭をたくさん使う
公式戦でも練習試合でも、試合の日は普段の稽古より運動量は少ないですが、その代わり相手の動きや試合運びなどをいつも以上に考えるので、とても疲れます。ただ、自分の考えた通りにいったときの喜びはひとしおです。

10、そしてなによりもかっこいい!
剣道をやっている人によくある、剣道を始めた理由をご存知でしょうか。それは「剣道をやる姿がかっこいいから」です。防具を着けた姿、竹刀を振る姿、打突の音など、剣道にはかっこいい要素がたくさんあります。
