参考書は勉強する上での強い味方。評判を気にして買う受験生も多いようです。高校生記者が「買ってよかった!」「成績UPができた」とおすすめする参考書を紹介します。

無駄なく単語が覚えられる

『システム英単語〈5訂版〉』霜康司 刀祢雅彦著

私がおすすめする参考書は『システム英単語』です。この参考書のオススメポイントは、2つあります。

『システム英単語〈5訂版〉』霜康司 刀祢雅彦著(駿台文庫、1000円=価格は税抜)

1つ目は、「入試を意識した構成」です。システム英単語は、5つのステージに分かれていて、自分の実力に合わせてやるべきところがわかります。かなり細かく入試データや現代の実用英語について調べ上げたうえで作成されているため、すべてが意味のあるものになっています。

2つ目は、この単語帳の一番のおすすめポイントでもある「ミニマル・フレーズ」です。ミニマル・フレーズとは、すべての単語についている、短い文のことです。1文5単語くらいで構成されています。各単語の最も重要な意味、形などで覚えられるように作成されているため、覚える際の無駄がありません。

いきなり初めて見る単語を何個も覚えようとすると、今まで自分と関係がなかったものを頭に入れることになります。例えば、10個だったら覚えることができるかもしれませんが、どんどん数が増えていくにつれて、正確性は失われてしまいます。しかし、単語単体だったら覚えられないものも、短い文だったら、自然と文が単語を導いてくれるようになります。英単語を効率よく覚えやすくなります。

音読やCDでさらに定着

この参考書を使ったおすすめの勉強方法は、音読と赤シートです。別売のCDに合わせて何回も音読することで、スペルと意味だけでなく正しい発音も身につきます。電車内などの声が出せない状況では、付属の赤シートを使うのがおすすめです。私の場合、1ページ約10秒を意識して、それを何回も繰り返しています。また、何回やっても覚えられない単語には印をつけ、重点的に確認できるようにしています。

覚えられない単語には印をつける

英単語の参考書はたくさんありますが、迷ったら、システム英単語を使うことをおすすめします。(高校生記者・りこぴん=2年)