早いもので今年もあと残りわずか。新型コロナウイルスの影響で、生活にさまざまな変化が起きた一年でした。高校生に2020年を振り返ってもらい、「一番怒ったこと」を教えてもらいました。

時間を守らない友達、しかも2連続

学校の友達に対して怒ったことがありました。その子が約束の時間を守らなかったからです。

私は待たされるのは良いとしても、「その後の対応」が良くない人は本当に嫌なんです。彼女はそれを知っていて、別の日にご飯に誘ってくれました。

しかしその日もまた、1時間待たされました。それはそれは楽しみにしていたのに……2度も待たされたので、さずがに怒ってしまいました。その子とは何をしていても楽しいけれど……友達であってもどうしても礼儀を気にしてしまいます。(めろん=2年)

友達でも礼儀は守ってほしい(イラスト=高校生記者・ひなたさん)

休校明けにいきなりテスト

新型コロナウイルスによる休校がありましたが、学校の再開が「定期テストから」だったことに一番怒りました。

私の学校は6月に再開したのですが、再開初日から3日続けて前期中間テストでした。身体的にも、精神的にもやられてしまいました。

おまけに今まで自分で頑張ってきたはずなのに、成績は落ちてしまい、もう踏んだり蹴ったりな前期になってしまいました。(早弁の鬼=2年)

学校では納得いかないこともある…

先生が努力を認めてくれない

今年一番怒ったことは、先生が私の努力を認めてくれなかったことです。

ディベートの授業でたくさんのデータを準備して、グラフも手書きで作ったんです。それを見て「君だけの発表の場じゃないから、そんなにたくさん作ると他の生徒の迷惑だ」と言われてしまいました。

先生の気持ちは分かりますが、「それを言うにも言い方があるだろ!」と思いました。私は将来教師を目指しているので、これを機に、生徒の努力を認める大切さを痛感しました。
この先生こそ「反面教師」だなぁ~と思いました。(かんちゃん=3年)

慈善活動を馬鹿にされた

私が1番怒ったことは、慈善活動を馬鹿にされたことです。

小学校を海外で過ごしていた経験を持っています。学校の先輩が、「日本も(私が小学校のころに住んでいた)その国もコロナで大変だから、なにか励ますことをしたい」という意思で、動画を作ってYouTubeで公開するというプロジェクトを考案しました。

私も参加し、友達にそれを話したら、「それをやることでどうなるのか、利益もないし、意味もない」といったことを言われ、心底腹が立ちました。(あかいあめり=2年)