勉強が得意な高校生は、どんな工夫をしているのでしょうか。日本有数の進学校に通い、偏差値が80あるという高校生記者のささみさんに、授業や予習復習で実践し、大学受験の勉強にも生きる理科の勉強法を教えてもらいました。

理科の授業は、「理論」の解説と、実際に「実験」する時間、「問題演習」の時間の3つで成り立っています。各要素に着目しながら、私なりの理科の授業の受け方を紹介していきます! 

理論の解説は教科書に要点を書きこむ

理論の解説の際は、「板書の内容のうち教科書に載っていない部分」と「先生が口頭で説明されたポイント」のみ、教科書に追加で書き込んでいます。

図を写す必要がなくなるため、ノートを取る時間を短縮できます。教科書内に全ての情報が集約されているため、後からノートをまとめ直す必要もなくなります。

生物の教科書。付箋も活用しつつ、板書の内容が書き込んである

実験プリントに先生のコメントをメモ

実験プリントを見ても、細かい動作や流れが全く思い出せない。結果、テストでも点を落としてしまう……。そんな方は、実験前の手順説明の時間に、メモを取りまくるのがおすすめです!

実験が失敗しないよう、先生が実験のプロセスを丁寧に説明してくれる時間。一言一句漏らさぬ心意気で、実験プリントにメモを取るようにしています。

実験中に作業のポイントを再確認できるのはもちろん、復習の際にも大活躍。プリントを読むだけで、実験の流れを脳内でイメージできるようになります。

演習の解説は聞き漏らさない

「解説を聞き漏らさないこと」が最重要です。

先生が解説を始めても、問題を解き続けてしまうこと、ありませんか? 私もそうでした。しかし、いざテストに挑んでみると大失敗。答えの数字は合っていたものの、記述の方法が間違っていて、点数を引かれてしまったのです……。

解説をしっかり聞くことの重要性を再認識した出来事でした。

予習は教科書に目を通す、復習は問題演習

予習は教科書に目を通すのみ。

復習は、同範囲の問題集を、教科書を参照しながら解いています。テスト前には、重要語句を暗記マーカーで隠した教科書と赤シートを用いて、暗記を繰り返しています。

赤シートと暗記マーカー。暗記マーカーはゼブラ社の「チェックペンアルファ」を愛用

私の授業の受け方が皆さんの参考になればうれしいです!(高校生記者・ささみ=2年)