高校生記者のじろう君の通う高校は、偏差値は70台後半、毎年学年の半数以上が東京大学に進む国内トップレベルの超進学校です。そんな環境で学ぶじろう君の勉強法を教えてもらいました。

僕は勉強するにあたり、4つのことを心がけています。何をしているか紹介します。

1、分かるまで調べ「分からない」をその場でなくす

何か分からないことや疑問に思ったことがあれば、分かるまで調べます。それはたとえ授業中であったとしても、です。

分からないことがあればすぐにスマホで検索し、その場で疑問を解決します。あるいは、友達や先生に授業中でもどんどん質問し、「分からない」はその場でなくします。そうすることで、次の授業のときには完全に内容を理解している状態で臨めるため、授業のペースに遅れることがありません。

私のノート。疑問は授業の中で解決する

2、集中が切れたら場所を変える

勉強をしていると、集中力が切れたと感じることがあります。そういう時は、場所を変えています。

教室はもちろん、図書室、自習室、カフェ、あるいは公園やテラス、電車の中など、あらゆる場所で勉強します。勉強量は「時間×効率」で決まります。この「効率」のほうを重視し、効率を上げるための方法の一つです。隙間時間の有効活用はもちろんのこと、有限の時間を効率よく使う術を持っています。

よく勉強している公園のベンチ。静かで風景もいい

3、言い訳をしない 嫌でもやる

「文系だから数学ができない」などといった言い訳は通用しません。言い訳は、目の前の勉強から逃げているだけです。いくらやる気が出なくても、苦手でも、とりあえずやる。義務的に勉強したってかまいません。

できない、しない言い訳をするより、嫌でもやることが大切です。

4、自分に合った勉強道具を使う

普段使っている筆箱の中身。ボールペン、万年筆以外は入っていない

自分に合った勉強道具を使うことが大事です。万年筆、青ボールペンなどを使う人が多いですが、私の周りにはパソコンでノートをとるという強者まで存在します。ノートは後で自分が見返すためのもの。自分で試行錯誤して、自分なりのやり方を見つけることが重要です。

これを使わなきゃ…といった、既存の考え方に縛られず、自由なスタイルで自分に合った勉強法をすることは、ノートの取り方以外のさまざまな勉強法において超重要項目だと思います。(高校生記者・じろう=2年)