【中立派】熱意やスキルがある人がやらないとだめ
部長や委員長などリーダーに立候補するのは前提として適性やスキルがある人でないといけないのでは、という意見もありました。
入試のためという理由に重きを置くのではなく、実りある活動にするという気持ちがあればよいという考え方も寄せられました。
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無理にやっても受験で見抜かれる
私は、部長や生徒会などの活動は、それに対して熱意や意欲、スキルを持っている人が行うべきだと思います。
その動機がAO入試のためであることには反対はしません。ですが、無理にそのような役割に立候補したり、引き受けたりしたところで大学受験では見抜かれるのでは。将来的にも役に立たないと思います。
適性がないのなら、リーダーに立候補するのとは違う、自分の興味や関心に沿った方法で、AO入試に挑むべきだと思いいます。(マリーナ=2年)
入試のためだけでなく、実りある活動にして
入試での自分のアピールになるためというのを重きに置いて+αの活動をするのはあまり良くないと思います。
ただそれだけでの理由で何かの代表、長、ボランティアをやって自分の身になるのでしょうか? 誰かのために誠心誠意尽くすことができるのでしょうか?
さまざまな活動に、生半可な気持ちではなく真剣に取り組み、そこで得た豊富な知識、経験を生かすことで初めてアドバンテージと言えると考えます。
せっかくの活動なのですから大学入試のことだけでなく、その先も見据えて自分の財産となる経験を積むべきです。何か目標に向かって活動をするのはとても楽しいですし、有意義な時間を過ごせると思います。
ですから、私は何か活動をするので有れば、ただ入試のため、アピールのためという理由だけではなく、実りある活動にするべきだと思います。(みくぽん=2年)
部活、委員会、課外活動などが入試でのアピール材料になる理由は、「それらの活動を本気で取り組み、何を感じて、どんな経験をして、自分自身がどう成長したか」を通して「私はどういう人間か」「どんな考えを持っているのか」「こんな伸びしろがある」ということを伝えられるから。
付け焼刃的なマインドで活動に挑んでも、何の実りもないかも。一方で、きっかけは入試対策でも新しい世界を知り、しっかりと成長できたという意見もあります。
いくら申し分ない経歴を持てたとしても、総合型選抜ではアドミッションポリシーや大学で学びたいことと関係がなければアピールとしては弱い。どんな些細な経験でも、そこから高校生自身が学び、気付きを得られれば、立派な経験をしなくても強みになります。
将来総合型選抜や推薦入試を選択肢に入れている高校生は、一度立ち止まって、自分が高校生活で何をするのか、どう成長したいのか、考えてみるとよいかもしれませんね。