私は1年生のとき、全く勉強していませんでした。テストの成績が悪くて、教科担当の先生に注意されたことが何度もあります。そんな私が、2年生の最初のテストで、全教科得点を10点以上伸ばした4つの方法と5つの心がけを紹介します。(高校生記者・めろん=2年)

①まずは予習をはじめてみた

まず、学校の授業を大事にしました。特に予習です。

問題集は赤シートで隠して学習している

軽く済む教科は前日か授業当日のスキマ時間に、時間のかかる教科は休みの日にやります。国語と英語は、教科書本文の知らない単語を調べます。古典は語句をノートに書き写します。そのほかの教科は、教科書を軽く読みます。

予習をすると、授業の理解度が変わるんだなと改めて思いました。予習の大切さはよく聞きますが、その効果は自分でやらないと実感できないものです。 

②その日のうちに復習をしてみた

授業のあとは、その日のうちに復習をして、週末など時間のあるときに演習をやります。疑問に思ったところは、必ず先生や友達に聞いて、疑問を残さないようにしています。小さいことの積み重ねがあとに響くと思います。

③通学時間に勉強してみた

次に、時間の使い方を工夫しました。私は、往復6時間かけて通学しています。スキマ時間を有効活用しないと、勉強も自分のやりたいこともできません。行き帰りの電車やバスの時間、待ち時間、学校の休み時間をうまく使うようにしました。

行きの電車は予習

行きの電車では、最初の30分は本を読んだりスマホを見たりしています。そのあとの1時間は、予習や課題に使っています。テストが近くなったら、暗記と演習の時間を増やしていきます。

帰りの電車は復習

帰りの電車は、復習と次の日の計画に使います。これが終わったら本を読みます。テスト直前は、行きも帰りも暗記が30分と、演習が1時間になります。私はバス酔いをしてしまうことがあるので、バスでは英語のオーディオブックを聴いたり、好きなアーティストのラジオや音楽を聴いたりしています。

④手帳を使ってスケジュール管理

すべてを勉強に費やすと疲れてしまうので、自分の自由な時間も作るようにしています。時間をうまく使えるように、自分のスタディプランナーを作りました。

以前は市販の手帳に計画などを書いていましたが、スペースが狭いので、オリジナルのものに変えました。やることや使える時間が視覚化されるので、本当におすすめです。写真は中3のころの手帳と最近のものです。

中3のころ使っていた市販の受験生用手帳。たくさん書き込みがあると「頑張った!」と思える
最近使っているオリジナルのもの。市販の手帳に比べて自由度が高い

5つの心がけを大切に、自分を信じて進もう

勉強への考え方が変わったことも大きかったと思います。「計画を立てる」「目標を明確にする」「時間をうまく使う」「ストレスフリーにやる」「他人は気にしない」を大事にしています。特に、自分を信じて、堅実に進もうとする5つの姿勢が一番大事だと思います。

今歩んでいる道が正解かどうかは分かりませんが、前に進み続けます。自分を信じて後悔したことはないからです。