ノートをとる時、何色のペンを何本使ってまとめていますか? 高校生記者のるんるんさんは赤と青のペンだけを効果的に使うよう心掛けているそうです。その勉強方法を教えてもらいました。

赤と青のペンだけ使う

勉強する際にボールペンを使う……といっても、たくさんの色のボールペンを使う人、自分のお気に入りの色にこだわる人など、十人十色の使い方があります。シンプルさと機能性を重視したいなら、私の答えはただ一つ。「赤と青の2色のみ使う」です。

この方法では、それぞれの色の役割を決めておく必要があります。私は、赤は「正誤判定、強調」、青は「補助、補足」の役割と決めています。好みに合わせて役割を削ったり、加えたりしてもいいと思います。

分かりやすくまとめるには2色あれば十分

では、実際にどのように2色のペンを使っているかご紹介します。

赤と青の2色のみ使う

写真は、私が受けた模試の数学の復習ノートです。左ページの記述式問題では、説明の不足や計算ミスがあったため、「正誤判定」の役割を持つ赤で、不適切な記号や言葉を訂正したり、解答を書き直したりしています。

左ページの上には、「補助」の役割を持つ青で、大問番号を記しています。右ページの問題は、解いている途中で行き詰まったため、「補足」の役割を持つ青で解答手順を書いています。解答のポイントとなる部分には、「強調」の役割を持つ赤で記号やコメントを記しています。

たった2色のボールペンだけで、多くの役割を果たしてくれるんです。シンプルさと機能性を兼ね備えている方法になったと思います。

るんるんさんの数学の復習ノート

色の効果を使って理解を助けるノートに

ここで、なぜ私が赤と青にこだわるのかについてお話しします。

少し前に流行った青ペンで書きなぐる勉強法では、青には気持ちを落ち着かせる働きがあると言われていました。赤には真逆の、気持ちを高揚させる働きがあると聞きます。冷静になるべき思考過程では青を使い、注意を引く必要がある要点は赤で示すことによって、理解を助ける効果的なノートを作ることができるのです。

ボールペンの使い方に迷いがある方は、ぜひ赤青2色の使用法を試してみてください。(高校生記者・るんるん=1年)