新型コロナウイルスの影響で、今年の夏休みは例年と大きく異なりそうです。高校生はどのように過ごすのでしょうか。高校生新聞では、7月31日~8月2日に、読者の高校生に夏休みの過ごし方の予定などについてアンケートをとり、650人(1年生157人、2年生210人、3年生276人、その他7人)から回答が寄せられました。(越沢琴奈)

夏休み期間は?「2週間以下」が6割

今年の夏休みの期間を、選んでもらいました。

高校生に今年の夏休みの期間をアンケートした

例年は多くの学校が1か月前後(4週間前後)ある夏休みですが、今年は休校期間の影響で、「休みはなし」が1.1%、「1週間」が16.8%、「2週間」が43.8%と、例年の半分ほどの2週間以下という回答が全体の約6割を占めました。

「3週間」は25.4%、「4週間」は9.1%、「5週間」は1.8%、「6週間以上」は2.0%でした。しかも、夏休みに学校の講習などが入ることもあり、実際の夏休みはもっと短い人もいるようです。

夏休みに何をする?

次に、夏休みの予定を選択肢から選んでもらいました。

高校生に今年の夏休みの過ごし方をアンケートした

最も多くの高校生が予定していたのは「家で勉強」です。90%以上の高校生が家で夏休みの宿題や受験勉強に励む計画を立ててます。

一方、「予備校・塾・学校での講習を受ける」高校生も50.2%いることがわかりました。学年別でみると、1年生の39.5%、2年生の38.6%、3年生の65.2%が講習を予定しています。部活は1年生の64.3%、2年生の67.1%、3年生の18.8%が選んでいます。部活を引退し、受験を控えた3年生が予備校や塾、学校での講習を受ける傾向がうかがえます。

そのほか、「趣味」(47.2%)を楽しんだり、オンラインを含む「オープンキャンパス」(44.0%)に参加したりする高校生もいるほか、「友達に遊びに出かける」(31.5%)も3人に1人が挙げました。一方、「家族と旅行・帰省する」は12.0%にとどまりました。