オススメの映画を高校生記者のまゆゆんさんに紹介してもらいました。

姉の病気を治すために生まれた妹の決断

「私の中のあなた」

このお話は米国の作家ジョディ・ピコーによる実話に基づく小説を映画化したお話です。

白血病の姉ケイトを救うため、臓器を提供する存在として生まれた妹のアナ。アナは姉ケイトのために幾度も自分を犠牲にしていました。

そんなアナは自分を守るため、兄と協力しながら弁護士のところへ行き、今後は一切の医療行為を拒みたいと自分の両親を相手に裁判を起こすのです。

家族とは、命とは何かを問う

この映画は単に裁判のお話ではなく、家族とは何か、命とは何か、デザイナーズベビーの問題についてなどさまざまなことを考えさせられます。

また、作中ではそれぞれの登場人物の葛藤が描かれています。アナは自分が提供を断れば姉の命は長くないことは分かっている反面、大好きな仲のいい姉を思う葛藤。母親は当たり前だと思っていたアナの臓器提供が拒否され、自分の娘(ケイト)の命は長くないと分かっている上に、アナへの接し方や愛し方を間違えたのかなどの苦悩。また、姉ケイトの家族を思いやる気持ちの一つ一つが心に刺さります。

家族と過ごす時間の大切に気づく

私が最もお薦めしたい部分は家族みんなで過ごす何気ない時間の描写です。命限られた姉と過ごすシーンは「当たり前に過ごす家族との時間を大切に」というメッセージが込められています。

このシーンを見ると、「命は永遠ではなく、一つ一つの思い出や、周りにいる友人たちを大切に過ごそう」と思えるはずです。また、妹アナの本心などが描かれた最後の部分の展開にはハンカチが必須です。(高校生記者・まゆゆん=3年)