オススメの映画を高校生記者のEmmaさんに紹介してもらいました。

「普通じゃない」顔でいじめに…

ワンダー 君は太陽

私はこの2、3カ月の休校期間中に大好きな映画を週に一本のペースで見ていました。洋画を字幕で見ることで英語の勉強にもなります。その中の一つ「ワンダー 君は太陽」を紹介します。

彼を救ったのは家族や先生だった

「僕は普通じゃない」。遺伝子の疾患で人と異なる顔で生まれた主人公オギー。その見た目から外に出ることを嫌がっていたオギーが、10歳になるのを機に学校に通い始めるところから物語は始まります。

学校ではみんなからじろじろ見られたり避けられたりといったいじめに遭ってしまいます。しかし、そんなオギーを支えたのが家族や親友、校長先生でした。

私は、オギーの家族の優しさや明るいところがとても好きです。そんな家族だからこそオギーは困難に立ち向かうことができたのだと思います。

人と違うことはいけないことでない

そして、私はオギーの学校の校長先生の言葉が心に特に印象に残っています。

「オギーは見た目を変えられません。我々が見る目を変えなくては」

私たちは日々さまざまな人と接しています。その中にはオギーのように容姿で悩んでいる人も多くいます。私たちはオギーのような人たちに無意識に視線を送ってはいないでしょうか。「普通ではない」「人と違う」ことはいけないことなのでしょうか。

私は、この映画を見て、「本人では変えられないことは、周りが意識を変える必要がある」と強く感じました。

英語版の小説もオススメ、英語の勉強になる

この映画は、アメリカで出版された小説「wonder」が原作で、日本でも翻訳されて出版されています。

私は、映画を見る前に英語のreadingの勉強のために英語版「wonder」を買っていましたが、なかなか読み進められずにいました。ところが、映画を見てある程度内容が分かった状態で物語を読むと、英語でも読みやすくなりました。映画とあわせて小説を読むのもオススメです。(高校生記者・Emma=2年)