早いもので12月が終わろうとしている……高校生記者たちに今年1年を振り返ってもらい、身の周りで流行った「言葉」を紹介してもらった。
「ワンチャン/ツーチャン」
「ワンチャン」という言い回しを、誰もが一度は聞いたことがあるのではないか。高校生を中心とした若者の間で、3年ほど前から使われている。
-
イマドキ風な若者言葉
高校で同学年の男子が使い始めました。「もしかしたら~」「ワンチャンス」という意味。軽く使えるイマドキ風な若者言葉だと思います。「ワンチャンできたんじゃない?」「ワンチャンあればなぁ?」という使い方でよく聞きます。(2年・女子)
「ツーチャンあるでしょ!」
「ツーチャン」もあります。ツーチャンはあともう1回やりたいときに使います。(3年・女子)
「あげみ/あげみざわ」
Youtuberやタレントとして活躍中のkemioさんが動画内で使っている言葉が、高校生の間で流行した。
-
テンションが上がったときに使う
夏頃から、kemioさんが使っているのを見て流行り始めました。とにかくテンションが上がったときにみんなで言います。逆にテンションが下がったときには「さげみ」と言います。(1年・女子)
Kemioさんの「どこまでいっても渋谷は日本の東京」という歌も流行し、一度聴いたら思わず口ずさんでしまうキャッチーな歌詞が話題になった。
「平成最後の/令和最初の」
今年4月30日をもって、平成から令和に改元された。それに伴って、改元の前後に「平成最後の/令和最初の」という言葉を付けたイベントなど多く行われた。高校生にとっても印象深いものになったようだ。
-
ちょっとしたことでもイベントのように感じた
年明けから、それぞれたくさんの場面で使いました。その言葉をつけると、ちょっとしたこともイベントのように感じられるので、気付かないうちに、平成、令和に関係ないことでも使っていました。(1年・女子)
「タピる」
高校生の間でも人気となったタピオカ。放課後や休日出かけたときに「タピった」人は多いのではないだろうか。
-
「タピろ!」頻繁に使う
「タピオカを飲みに行く」という意味で、「今日タピろ!」と頻繁に言っていました。(2年・女子)

「あな番(あなたの番です)」
4月から9月に2クールにわたって放送されたドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)が高校生の間で流行。「交換殺人ゲーム」が展開されるマンションが舞台となり、犯人予想の考察で盛り上がった。
-
学校でみんなで犯人予想
「あなたの番です」というドラマをみんな見ていて、犯人予想などを学校でも話していました!(3年・女子)
【番外編】「げーんてーん」
クラス内で流行した言葉があるとの声も寄せられた。
-
数学の先生の言葉がクラスで流行
私の高校に今年転勤してきた数学の先生が、問題解説のときに模試で減点される解答に対して使った言葉です。数学が大好きなクラスメイトの間で流行り出して、先生の授業を受けている人の大半に伝わるようになりました。(2年・女子)