「高校生のエネルギーを感じる大会に!」と、意気込む実行委員長の佐藤雄貴君(奥)

7月27日から高校生による芸術文化の祭典「全国高校総合文化祭(2019さが総文祭)」が開幕する。佐賀県内の高校生で組織された実行委員会は、2年かけて企画運営をしている。実行委員長の佐藤雄貴君(佐賀・佐賀清和高校3年)にどんな準備をしているか聞いた。

高校生や職人の「手」を取材

佐賀県の魅力を全国の高校生に伝える企画を進めています。目標に向かって部活動に励む県内の文化部の高校生や、県内で畜産、漁業、ものづくりなどに携わる人々の「手」にスポットを当てた取材・撮影を行っています。

未来の担い手となる高校生たち、高い志を持ち仕事に打ち込む職人たちの思いを伺い、彼らの手の写真とメッセージを添えた43枚のポスターパネルにまとめます。完成したポスターパネルは、各部門の会場に配置します。

佐賀の魅力は人の手にあり! 僕たちの制作物を通して、佐賀県人の情熱、温かさを感じてください。映像作品としても編集して各会場で上映するので、そちらも心待ちにしていただけたら嬉しいです。

また総合開会式では、県内の高校生が出演する構成劇を上演します。大会テーマ「創造の羽を広げ、蒼天(そうてん)へ舞え バルーンの如(ごと)く」からイメージを膨らませた希望の物語が展開されます。ダンス、合唱、吹奏楽を交え、物語をより一層盛り上げます。

また、古くから佐賀県と繋がりの深いオランダ、中国、韓国の高校生を総合開会式に招待し、各国の伝統芸能をステージで披露していただきます。

「2019さが総文祭」に参加する高校生のみなさん、思う存分に力を発揮してください。僕らも高校生のエネルギーを感じる大会を最後まで全力で支えていきます!(中田宗孝)