読みやすく学べる新書 東京・高輪高校図書委員会のオススメ
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父と娘の法入門
大村敦志著(岩波ジュニア新書、820円)
◆法律を楽しく理解
父と娘の対談の形で、法律を紹介している本だ。12章に分かれており、動物を話題に交えながらコミカルに説明していく。法律はただ単に難しいものと思われがち。だが、この本はドラえもんや101匹わんちゃんなど、いろいろな題材を使っていて、とっつきやすい。新書や法律の本への入門書として最適だ。(H2・3年)
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ご近所のムシがおもしろい!
谷本雄治著(岩波ジュニア新書、880円)
◆ムシの習性や歴史に驚き
この世のムシ好きにおくる一冊だ。この本でいうムシとは、ただ昆虫だけを指す言葉ではなく、爬は虫ちゅう類や両生類などさまざまな生き物を指す。私自身、ムシが好き。ムシ達の習性や歴史などに、とても驚かされた。著者がムシの飼育や観察をした体験談に基づく生態についての話が特におすすめ。(山下隼毅君・2年)
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山手線に新駅ができる本当の理由
市川宏雄著(メディアファクトリー新書、740円)
◆なぜ駅ができるの?
2020年に山手線30番目の新駅ができる。その理由を今までの新駅開業のパターンとの比較や経済効果、駅の立地や新駅周辺の利便性などさまざまな視点から考察している。駅舎の工事に着手する何年も前に書かれた本だが、計画にかかわる全体の流れを理解しやすい。タイムリーな話題なので一読の価値があるのでは。(M.W・3年)
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47都道府県これマジ!?条例集
長嶺超輝著(幻冬舎新書、780円)
◆地方自治への思いにふれる
全国の自治体による百万件以上の条例やローカルルールは、どれも似たり寄ったり。だが中には、一見ふざけたように見える独特なものがある。そこからは条例に対する真摯(しんし)な思いや、自治体の独自性を保とうとする強固な意志が垣間見られる。国から独立し始めた「多様性のある地方自治」の歩みを読み取ることができる。(相野䑓君・2年)
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ラーメン屋vs.マクドナルド エコノミストが読み解く日米の深層
竹中正治著(新潮新書、680円)
◆日本のあり方を考える
経済学者である著者が、ラーメンやマクドナルドなど日本とアメリカにとって関係のあるものを、あらゆる側面から比較。そこにあるさまざまな問題を読み解いていく。見失いかけている日本の在り方を、読者と共に考え直すことができる一冊だ。(熊本晃典君・2年)
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