三浦さん(中央)たちが文化祭でダンスを披露

私が所属する狛江高校(東京)ダンス部は、大会や発表会で上位入賞することが目標だ。2014年から毎年全国大会に出場している。歌番組やアーティスト「E-girls」のライブ、2020年東京五輪・パラリンピックの関連イベントなどにも出演したことがある。

話し合いでイメージ共有

普段は、振り付けを徹底的に踊ったり、コーチのレッスンを受けたりしている。時には、部員によってモチベーションに差があったり、作品の世界をうまく表現できなかったりすることも。そんなときはチームで部員やコーチと話し合って、「この動きをするときはお菓子がいっぱいあることをイメージして踊る」などイメージを共有する。また、どこの音に合わせるかを決めたり、音の強さによって動きの強さを変えたりする。

毎回の練習の終わりに動画を撮り、個々で動画を見てそろっていないところや納得のいかない踊りがあるところをLINEのノートで共有して直す。大会前にはみんなで目標を設定してモチベーションを高めていく。チームづくりに励み、良い演技ができるようにしている。

作品の世界を踊りで表現するには、筋力と体力が必要だ。そこでストレッチや筋トレなどに加えて健康管理を行うことを心掛けている。私はお風呂上がりにストレッチをしてから、その日使った筋肉をマッサージでほぐすようにしている。

夜10時には寝て朝4時に起きて、勉強時間と睡眠時間を確保することなどを実践している。また、タンパク質を運動後に取って、朝ご飯は必ず食べている。

ダンス部の部員たち

勉強の両立のこつは「その日のうちに」

勉強との両立も大切にしている。私は通学時間で単語を覚えたり、その日やった学校の授業のノートやプリントを復習したりしている。短時間でも同じ内容のものを繰り返し見ることによって記憶が定着するので効率が良く、簡単に実行できる。

家やカフェなど座って勉強ができるときは、電車で復習した授業の内容問題を解いて定着させる、プレゼンテーションのスライドを作る、イベント情報や課題に必要な知識を調べるなどインターネットを使わないとできない作業をしている。勉強をはじめる前に志望している大学の過去問を少し解いたり、AO入試受ける部員は、志望理由書を書いたりして、モチベーションを上げ集中力向上に繋げられるよう工夫している。(三浦真菜・2年)