首都直下地震など、大地震が起こりうる可能性が指摘されている。いざというときに、高校生がするべき備えはなんだろう。今からできる防災アクションのポイントを8つに分けて紹介する。(安永美穂、取材協力・東京都教育委員会)

公的機関の情報か出どころを確認しよう

災害時にはいろいろな情報が流れるので、情報の真偽を正確に見極める必要がある。正確な情報を入手するには、自治体や消防・警察などの公的機関、テレビ・ラジオなどのメディアが発信する情報を確認するとよい。SNSで入手した情報は、これらの公的機関などが発信している情報で真偽を確認したうえで活用することを心掛けたい。SNSを使うときは、誰が発信したのかが分からない不確かな情報は拡散しないようにすることも大切だ。

自治体の防災ツイッターも役立つ

自治体の防災ホームページには、災害時には被害状況の情報を提供するとともに、平常時には災害への備えを解説しているものもあるのでチェックしておくとよい。自治体の防災ツイッターは、アラート設定を有効にしておくと、公共機関や緊急対策機関が発信する重要なツイートを画面に表示してくれるものもある。こうした公的機関の防災ホームページをブックマークしたり、防災に役立つツイッターをフォローしたりするなど、日頃から信頼できる情報源を複数確保しておくとよいだろう。