首都直下地震など、大地震が起こりうる可能性が指摘されている。いざというときに、高校生がするべき備えはなんだろう。今からできる防災アクションのポイントを8つに分けて紹介する。(安永美穂、取材協力・東京都教育委員会)
安全な避難ルートを確認しよう
自宅や学校があるエリアの避難所の場所やそこに向かうための安全なルート、避けるべき危険な場所などをあらかじめ把握しておくと、被災時にも適切な判断がしやすくなる。自治体のホームページなどで防災マップを確認し、自宅周辺の避難場所などを家族と話し合っておこう。
登下校のルートを実際に歩きながら、防災マップを参考に「この場所で地震がきたときは、あの公園に避難しよう」といったことを頭の中でシミュレーションしておくのもよい。
ガラス張りのビルなど危険な場所を把握
ガラス張りのビルが多い場所やブロック塀が並ぶ道などは、地震時にはガラスの破片や崩れたブロックなどで移動が難しくなるケースがあるため、そのような危険の多い場所は避けて移動できるルートを複数見つけておくことが大切だ。帰宅困難者にトイレを貸し出したり、水道水を提供したりする「災害時帰宅支援ステーション」の場所も確認しておくと、登下校中の安心につながる。