首都直下地震など、大地震が起こりうる可能性が指摘されている。いざというときに、高校生がするべき備えはなんだろう。今からできる防災アクションのポイントを8つに分けて紹介する。(安永美穂、取材協力・東京都教育委員会)
心がホッとするグッズも大事
備えとしては、避難するときに持って行く「非常用持ち出し袋」と、最低限必要となるものを入れて常に持ち歩く「防災ポーチ」の2種類を用意しておくとよい。
非常用持ち出し袋は、懐中電灯、携帯ラジオ、雨具・防寒具、電池、現金、マッチ・ライター、ろうそく、飲料水、食料品、救急セットなど、避難したときに当面必要となるものをリュックサックなどに入れ、玄関の近くや寝室などに用意しておく。
防災ポーチには、ホイッスル、小型ライト、常備薬、あめやチョコレートなどの「命を守るもの」、ウエットティッシュ、マスク、小銭、携帯電話用充電器などの「あったら便利なもの」、好きなキャラクターのグッズなど「心がホッとするもの」を入れ、ポーチごと通学カバンに入れておく。
家に常備必須な食料、水なども確認しておこう
災害後、電気・ガス・水道などが止まっても生活できるように、少なくとも3日分の食料(米・レトルト食品・缶詰・菓子など)と飲料水(1人1日3リットルが目安)、カセットコンロ、ガスボンベ、携帯用トイレ、トイレットペーパー、ゴミ袋、ラップなどを自宅に備えておくことも重要だ。