先日、私が通う高校で主権者教育が行われた。市の選挙管理委員会の職員が、公職選挙の仕組みなどを説明。その後、実際と同じ形式の模擬選挙で生徒が有権者となり投票をするという流れだった。

選挙ポスターを「素直に」受け取る生徒たち

選挙の基礎知識についての講義が終わると、模擬選挙の立候補者を記載した用紙が配られた。そこには、選挙と言えばおなじみのポスターが一覧で載っていた。各候補者の名前や政策などが書いてあり、生徒はポスターを見てどの候補者にしようかと悩んでいた。

ポスターに書いてある政策を「素直に」受け取っている生徒が多くいて、「政策=当選したら100%実現される」と思っている人もいた。当然だが、政策には有権者にとってメリットになるようなことしか書かれていない。それを真に受けてしまうのはとても危険であり、自分に有益でない候補者を選んでしまう可能性があると思った。

 

日々新聞やニュースを見ることが大事

幸い私は、普段から政治や社会についてのニュースなどを読んでいたので迷わずに、選ぶことができた。普段から新聞やニュースを見ることはやはり大切だと感じた。今回の主権者教育を受けて、正しい候補者を選ぶには、さまざまな情報が飛び交う世の中で正しい情報かを見極める力が必要だと改めて思った。(齋藤歩・2年)