2017年の駒場祭の様子

東京大学に入学するとクラスに所属します。クラスでは同じ語学の授業を受けたり、行事に参加したりします。クラスの一員として感じることや、2つの大きな学園祭について、多和田萌花さん(文科三類2年)に教えてもらいました。

学園祭にクラスで参加、至福の時間を過ごす

東大の学園祭には、「五月祭」と「駒場祭」の二つがあります。

入学して間もない5月に本郷キャンパスで開かれる五月祭では、その敷地の大きさ、歴史を感じさせる数々の建物にとても驚き、改めて東大生になったことを実感していました。

ほとんどのクラスは五月祭でそれぞれのお店を出店します。私のクラスもクラスメイトの家で試作会をしたり、みんなでお店のデザインを考えたりなど、準備期間は楽しみながら仲を深める機会になりました。五月祭に精を出した後は、売り上げを使って打ち上げを開催し、焼肉を食べながらみんなで思い出を語り合う、至福の時間を過ごしました。

駒場祭は、銀杏並木が一面に広がり秋を感じられるようになった駒場キャンパスで、11月に行われます。本郷とは違いこぢんまりとしていますが、半年以上通ったキャンパスに他校の友達や家族を案内する絶好の機会です。クラスでの出店は任意ですが、私のクラスは五月祭に引き続きみんなでお店を出しました。1年の後期になると、クラスみんなで受ける必修の授業が少なくなるため、準備期間は友達に会えるとても貴重な時間でした。

クラスの仲間はアクティブで幅広く活躍

私のクラスは、東大に入るまでのバックグラウンド、入ってからの活動など、本当に多様な人がたくさんいるクラスでした。中でも地方出身の女の子が多く、大学生活を始めたばかりの頃はかなり心強かったです。そのほかにも、スポーツに打ち込む人、バイトを頑張る人、国際系まで活動の幅を広げる人など、アクティブな人が多かった印象があります。彼らに共通しているのは、一つの活動に集中するというよりは、勉強を含めた様々な活動をマルチに行う人ばかりだったということです。これは東大生一般の特徴のように感じています。

以上のように、東大に入ってからの1年間は、クラスメイトや彼らと作る思い出なしには語ることができません。クラスを通して優秀かつ刺激的な仲間と出会えたことを、うれしく思っています。