「イッテQ」をめぐり日本テレビ社長が謝罪

日本テレビのバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」の芸能人が海外の祭りに参加するコーナーの一部で、番組のためにつくられた催しを「地元の祭り」と紹介していた問題について、同局の大久保好男社長が謝罪した。この企画について調査をして結果を公表する方針で、それまでこのコーナーの放送は見合わせるという。一方で、社長は制作陣に「やらせ」の意図はなかったとの見方も示した。

番組で取り上げたタイとラオスの「祭り」について、週刊文春が疑惑を指摘したことで、問題が発覚していた。(11月16日)

日本とロシアの平和条約交渉を加速

安倍晋三首相はロシアのプーチン大統領とシンガポールで会談し、1956年の「日ソ共同宣言」を基礎として、平和条約締結交渉を加速させることで合意した。日ソ共同宣言は、第二次世界大戦の日本とソ連(現ロシア)の戦争終結と国交回復を定めた文書。当時、北方4島の帰属について両国の立場が一致しなかったため、平和条約にかえて作成した。そこには、平和条約締結後に歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島の2島を日本に引き渡すことが明記されている。一方、日本政府は国後(くなしり)、択捉(えとろふ)両島を含む4島の帰属問題を解決したうえで平和条約を結ぶ考えをとってきた。今後の交渉の行方が注目される(11月14日)

横田めぐみさん拉致事件発生から41年

1977年11月15日に新潟市で当時13歳だった横田めぐみさんが中学校からの帰宅途中に北朝鮮に拉致されてから年と41年が経った。2002年に北朝鮮は拉致を認めたが、救出は果たせていない。母親の早紀江さん(82)が記者会見で「日本が本気で解決しないといけない」と訴えた。(11月15日)