全国高校総体(インターハイ)レスリング女子の個人対抗戦が8月4~6日にメッセウィング・みえで行われ、女子74キロ級は鏡優翔(東京・帝京2年)が昨年の70キロ級に続き優勝した。(文・小野哲史、写真・幡原裕治)

インターハイレスリング女子74キロ級で優勝した鏡優翔

鏡のコメント「今大会は自分が練習してきたことを出せたところもあるし、出せなかったところもあります。自分の持ち味はタックルからの攻めるレスリング。でも、出せたのは6割ぐらいです。相手が防いできた部分もありますし、自分としてもまだ足りないところがあった。優勝できたことはうれしいけれど、課題が残る試合でもありました」

「ずっと筋力を強化してきて、1カ月ぐらい前からは食事も体脂肪を減らすように脂質の少ないものを食べて、それまでは普通に食べていたお菓子も一切、手をつけませんでした。そうしようと思ったのは、重量級でも筋肉ががっちりして、力強い選手になりたいと考えたからです。(前回の優勝者として)プレッシャーは感じなかったのですが、インターハイは高校の中で一番大きな大会ですし、自分はシニアで活躍できる選手になりたいので、ここは絶対に獲らないといけないと思っていました」

「今後は、高校生としてはインターハイの3連覇を目指して、あとは12月の天皇杯(全日本選手権)で優勝し、2020年の東京オリンピックで金メダルを獲れるように頑張っていきたいです」