勉強と部活などの課外活動をどう両立するか。今年春に高校を卒業し、高校生新聞による表彰「高校生新聞社賞」を受賞した先輩3人に体験談を寄せてもらった。(敬称略)
1秒あればいろいろできる
これは私の師の受け売りですが、「1秒あれば相当いろいろなことができる」。何も机に向かうだけが勉強ではないので、それ以外の時間で少しでも勉強時間を稼げばいいのです。私は通学時間を有意義に活用しています。満員電車の中やお風呂に入っている時でも、学習内容を頭の中で反すうすればそれは立派な勉強だと私は考えます。惰眠をむさぼったり携帯電話を必要以上にいじったりするのはもったいない。もちろん休息も必要ですから、どのような「1秒」の過ごし方を選択するかをしっかりと考えれば、後悔することもないのかなと思います。(埼玉・川越東高校 橋本穂高)
一日の流れを想像してから行動
私は、時間を有効活用するために、まず一日の流れを頭の中で想像して、整理してから、行動するように心がけてきました。そうすることで、これから先の見通しを立てることができ、毎日を効率的に過ごしてきたと感じています。特に、やるべきことのすき間にできたわずかな時間を逃さず、活用してきたことが、自分の力の向上に効率的に活用できたと感じています。(熊本・牛深高校 松下結)
帰宅したらまず勉強
放送部の編集や生徒会活動の準備で家に持ち帰って作業をする機会が多くありました。その時は、まずその日の勉強を終わらせてから作業にとりかかるようにしていました。そうすることでダラダラと時間を過ごすことなく集中して作業を進めることができました。また、どんなに忙しくても期限の日は絶対に守ることを常に意識していました。(東京・多摩大学目黒高校 会田征太郎)
高校生新聞社賞とは
高校生活を通して、学業、文化・スポーツ、生徒会、ボランティアといった活動にひときわ努力を重ね、成長した生徒に贈る賞。高校3年生対象で、毎年秋に全国の高校から推薦を受け付ける。