こんにちは! 日本では高校3年生が卒業してしまい少し寂しい季節ですね。アメリカではプロムが近づいてきているのでまだまだワクワクがたくさんあります。今回は日本にはない学校でのダンスイベントの「ホームカミング」と「プロム」の2つの行事について紹介していきたいと思います!(高校生記者・江尻広音=2年)

曲流すのは本物のDJ

まずは私がすでに体験したホームカミングから。ホームカミングは、本来の意味は同窓会のような感じで、卒業生が母校に集まる日です。最近では日本の大学でも開催されているようです。アメリカでは、実際にはフットボールシーズンに在校生たちが夜に集まってダンスをする行事を指します。

フットボールシーズンなだけあって、前日の夜にはホームカミング試合が行われます。全学年参加自由、学校によっても規模はガラッと変わるようです。体育館がライトなどで飾り付けされ、本物のDJさんがいて曲を流してくれます。

夜集まってダンスをするホームカミング
 参加者から「キング」「クイーン」が選ばれるなど、お祭りのような感じで楽しかったです。なんと、今年はホームカミングの日が私の誕生日だったので人生で一番大きな誕生日パーティーのようでした! アメリカでは16歳の誕生日はとても大事にされます。ホストシスターが私のために「SWEET SIXTEEN」 と書かれたたすきを作ってくれました!

かわいいドレスで一晩中ダンス

次にプロム。プロムは卒業式前の一番大きなダンスパーティーです。ホームカミングとは違い、12thGradeのためのもので、11thGradeまでが参加できます。そして、学校の体育館ではなくホテルやパーティー会場を貸し切って一晩中楽しみます。男の子は女の子をパートナーに誘います。

この2つの行事で必要なのはドレス!ホームカミングは膝丈などのショートスカートのドレス、プロムでは基本的にフロア丈のロングドレスを着ます。特にプロムのドレスは重要で、早い子は半年以上前から探し始めます。学校ごとにインスタグラムやツイッターにドレス用のアカウントがあり、ドレスを買ったら写真を投稿します。皆にお披露目するのと同時に、誰ともかぶらないようにするためです。普通は2月にあるバケーションにドレスをゲットします。ドレス屋さんもかぶらないように同じドレスをたくさん置くことはしないので遅すぎるとかわいいものは売り切れてしまいます…。女の子同士の会話もドレスの話でもちきり!試着した時の写真を見せあって話し合います。どこのお店がいいとか誰のドレスが可愛いとか…話題はつきません(笑)

 
様々なドレスを試着する江尻さん
 
  


 こんな感じでアメリカのパーティー事情でした。日本にもあってほしいなと思うし、日本にないから特別で楽しいのかもとも思います!プロムが待ちきれません!