私は今アメリカで昨年8月から10カ月間のホームステイ留学をしています。今回は私のアメリカの高校生としての1日を紹介したいと思います!(高校生記者・江尻広音=1年)

アメリカに留学中の江尻さん

休み時間は3分

アメリカの高校は始まるのが早いです。私の学校では、午前7時35分までにホームルームにいないといけません。ホームルームのメンバーは同じ学年の生徒で構成されていますが、ただ出欠をとるためにわけられたクラスなので日本のようにクラスで一緒に授業を受けることはありません。成績のレポートカードが配られるときなどだけ使います。1時間目は午前7時40分から始まって、午前8時37分までです。次の授業までの3分で各教室を移動します。

教室の様子

ランチの時間は3通り

お昼ごはんの時間はなんと3通りあります。3時間授業を受けてその後に食べるファーストランチ、4時間目の途中でランチを食べるセカンドランチ、4時間授業を受けて最後に食べるサードランチの3つです。

アメリカではカフェテリアに集まってランチを食べるため、3つにランチの時間を分けるのはいいと思いますが……ファーストランチだと10時台にお昼ごはんを食べることになるので全然お腹減らない! セカンドランチは、授業を途中で中断することになるから先生的には微妙です……。サードランチは11時後半ですが、朝が少し早いからとてつもなくお腹が減る……という不思議なランチ事情でした(笑)

カフェテリアの様子

カフェテリアであったかご飯

カフェテリアではランチを買うことができます。だいたい1食500円くらいで、ピザやハンバーガー、日替わりランチなどの温かいご飯を食べることができます。サラダバーやサンドウィッチを作ってくれるカウンターもありジュースも売られていて、自分の好きなものを食べることができます。

もちろん家からお昼ごはんを持ってくることもできます。アメリカではランチはサンドウィッチとりんごやオレンジなどの果物と、ちょっとしたスナックを持ってくるのが一般的。私は日本で食べていたお弁当が少し恋しくなり、お母さんにいつもありがとうと伝えたくなりました(笑)

カウンターで食べたいものを選べる

クラブ活動は多様

始まるのが早いぶん学校が終わるのも早く、14時7分に学校が終わります。放課後はそれぞれありますが…。クラブ活動は季節ごとに変わっていきます。活動時間もまちまちで、家に一度帰ってから始まるものもあります。日本では禁止している学校も多いですがアメリカではアルバイトをすることを推奨しています。だからクラブとバイトを掛け持ちしている生徒もたくさんいます。

成績はリアルタイムで確認

日本ではあまり宿題に追われるようなことはなかったのですが、こちらに来てから毎日のように大量の宿題が課されます。理由の一つとしてアメリカでは宿題一つ一つも数値化され、成績に反映されるからだと思います。

日本ではテストの点数で大体の自分の成績が決まり、学期末にドキドキしながら通知表を受け取るわけですが、私たちはオンラインで自分たちの成績をリアルタイムで確認することができます。それぞれ個人にページが有り、今現在の成績、一つ一つの課題の成績などすべて確認できます。

これはアメリカと日本の大学受験制度の違いにも関わってきますがそれはまた今度。他にも、アメリカには日本のように「テスト週間」がなく、先生がそれぞれ授業の進度に合わせてテストやクイズ(小テスト)を行います。そのため宿題をやらないと突然襲い来る(予告はあります)テストでとんでもないスコアを取ることになります……。

学校では一人ひとりにChromebook(小型ノートパソコン)と学校専用のメールアドレスが配られ、Google Classroom を使ってノートをとったり、宿題を提出したりします。日本のようにノートに先生の板書を一字一句逃さず必死になってとったりしなくてもいいのがいいところだと思います。