NASAの小惑星ミッション計画責任者と謎の天体を発見したハワイ大学教授が来日
2/25(日)、世界をリードする2人の惑星探査研究者が来日し、高校生を対象とした特別講演を行う。ダンテ・ローレッタ氏は、アメリカ版「はやぶさ」とも呼ばれる、NASAとアリゾナ大学月惑星研究所が共同開発する宇宙探査機「オサイリス・レックス」の主任研究員。一方のカレン・ミーチ氏は、昨年10月に観測され、その独特な形状から「宇宙船の飛来?」と全世界で話題となった「オウムアムア」の発見者だ。
当日は、千葉工業大学惑星探査研究センターの主席研究員・荒井朋子氏による、国内外の惑星科学や探査の最新事情も紹介されるほか、同惑星探査研究センターの活動も知ることができる。宇宙科学や天文学に興味のある高校生にオススメのイベントだ。
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- NASA小惑星探査機 「オサイリス・レックス」主任研究員。アリゾナ大学月惑星研究所惑星科学及び宇宙化学教授。 アリゾナ大学で数学、物理学、東洋学(日本語)を専攻し1993年に卒業後、ワシントン学(セントルイス)にて地球惑星科学専攻の博士号を1997年に取得。アリゾナ州立大学での研究員を経て、2001年からアリゾナ大学月惑星研究所に着任。2002年、国際隕石学会ニア賞を受賞。2008年、米国科学アカデミーのカブリ・フェローに選ばれる。2010年には、2002-2003 Antarctic Search for Meteoritesのメンバーとしての功績が認められ、Antarctica Service Medal of the United States of America を受賞。専門は月試料、隕石や彗星の粒子などの宇宙物質の分析。小惑星5819 Lauretta は、ローレッタ教授の惑星科学分野での業績を称えて命名された。
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- 「太陽系外から飛来した謎の天体オウムアムア」発見者。ハワイ大学天文学科教授。ライス大学(ヒューストン)で宇宙物理学を専攻し1981年に卒業。マサチューセッツ工科大学にて、惑星科学専攻の博士号を1987年に取得後、ハワイ大学天文学科に着任。アメリカ天文学会ユレイ賞を受賞。2006年、米国科学アカデミーのカブリ・フェローに選出される。専門は、彗星のガスや氷及び小惑星の観測。NASAの彗星探査計画(Deep Impact,EPOXI and Stardust-NeXT)の共同研究者でもある。小惑星4367 Meechは、ミーチ教授の天文学分野での業績を称えて命名された。
申し込みは千葉工業大学の特別ページ応募フォームから
「宇宙をひもとく惑星科学の最前線(千葉工業大学惑星探査研究センター主催)」
開催概要
- 【日時/場所】
- 2018年 2月25日(日)13:30~15:30
- 千葉工業大学 東京スカイツリータウンキャンパス 3Dシアタールーム
- 東京都墨田区押上一丁目1番2号 東京スカイツリータウンソラマチ8F
- 【プログラム】
- 1)国内外の惑星科学や探査の最新事情を紹介
- 2)ダンテ・ローレッタ氏、カレン・ミーチ氏による特別講演
- 「『アメリカ版はやぶさ』小惑星探査機オサイリス・レックスの全貌を語る!」(ダンテ氏)
- 「太陽系の外からやってきた謎の天体オウムアムアの正体に迫る!」(カレン氏)
- 3)惑星探査研究センターの活動・取り組み紹介
- ※2の特別講演は英語及び日本語訳
- ※1・3は惑星探査研究センター主席研究員荒井朋子氏による進行
- 【定員/締切】
- 50名(先着順) 応募フォームより予約
- 応募締切:2018年2月23日(金)17:00
- ※高校生以外に、高校教諭も参加可能