劇中、デュエットで見事なハーモニーを披露

神奈川・弥栄高校は、有志の生徒による演奏や演劇、歌、ダンス、映像投影などを融合させたステージパフォーマンス「ARTLiVE」に2001年から取り組んできた。9月16、18日の文化祭で公演し、観客を魅了した。

曲も映像もオリジナル

「私が主役よ!」「私たちは認めてないわ!」。とある学園祭で行う舞台の準備前。主役を取り合い争っていたメンバーが、やがて心を一つにしていく様子を描いた。歌詞や映像が背景に映し出され、華やかな衣装をまとった生徒たちが強いまなざしで歌い上げていった。

衣装や映像はもちろん、音楽も生徒のオリジナルだ。45人が音響、照明、メーク、広報、作曲などの班に分かれて制作した。助監督の山口吾乃さん(2年)は「演者には『裏方への感謝を忘れないで』、裏方には『直前までできることをしてね』と伝えてきた」という。今後は、来年の春公演に向けて準備を進めていく。(文・野村麻里子、写真・幡原裕治)

世界観にあわせた衣装をまとった