海の中を表現した巨大ピクセルアート(学校提供)

埼玉・城西大学付属川越高校の「けやき祭」(9月10日、11日)で、文化祭実行委員会の生徒23人が縦11メートル、横16メートルの巨大ピクセルアートを制作し、中庭に展示した。一辺3㌢に切った8色の折り紙を貼っていき、海の中を表現した。(野村麻里子)

中庭が海になった「これまでで一番大きい」

ピクセルアートは2012年より本格的にスタートし、14年から毎年制作している文化祭の恒例企画。今年は実行委員長の池田俊介君(2年)が「これまでで一番大きいものを作りたい」と提案し、昨年より9人多くメンバーを集めた。準備は7月下旬より始め、お盆休み以外は毎日学校に来て制作した。

美術部員が描いた原画をパソコンに取り込んでモザイク画に変換したイラストに、一辺3㌢に切った8色の折り紙を貼っていった。海の中を表現したのは、中庭の地面に引かれる汚れ防止のブルーシートが海に見えるからだという。

池田君は「部活があったり、他の仕事があったりして、人数が集まらないこともあった。時間がなくても諦めず全員『絶対に完成させる』という強い気持ちを持っていた」と話した。