男子500㍍は後藤卓也(北海道・帯広農3年)=北海道・音更駒場中出身=が1回目を37秒66、2回目を37秒41で滑り初優勝した。スピードスケート部創部から6年目の帯広農に初のインターハイタイトルをもたらした。「昨年から優勝を目標にしていたので取れてよかった。後輩にも続いてほしい」と喜んだ。

年明けにインフルエンザにかかり、練習を本格的に再開できたのは大会3日前だったが、「試合が続いていたので、いい休養になりました」と余裕の笑顔を見せた。

中学時代は野球とスケートの〝二刀流〟。中学3年で全国中学スケート大会500㍍を制したことでスケートを選んだ。高校では、3年かけてようやく日本一を手にした。大学でも競技を続ける。「W杯や五輪はまだ遠い話。まずは同年代の世界の人たちを相手に戦いたい」と、次の目標を定めた。