病気乗り越え卒業 鹿児島・川内高校 松崎さん
卒業式前日の2 月29 日、細菌性髄膜炎の後遺症を乗り越え2年遅れで卒業に必要な単位をすべて修得した松崎加奈さんに対し、同校の山之口大校長が褒賞を授与。全校生徒から大きな拍手が送られた。
2008 年7 月、当時2 年生だった松崎さんは全身けいれんの発作で意識を失い、下半身に後遺症が残った。2010 年4 月に車椅子で復学してからはクラスメートが松崎さんをサポート。「いつもさりげなく寄り添ってくれて、階段では男子が車椅子ごと持ち上げてくれました。2 歳年上の自分に普通に接してくれたこともとてもうれしかったです」。放課後の補習で勉強の遅れを取り戻しつつ、リハビリにも取り組みつえをついて歩けるようになった松崎さん。4 月からは職業訓練校で義肢作りを学ぶ。(写真は学校提供)