第40回全国高校選抜卓球大会(3月24~26日、北海道立総合体育センター)の男子学校対抗で、希望が丘(福岡)が初優勝を飾った。主将の田添健汰(3年)=福岡・中間東中出身=がチームを引っ張り、同校初の団体全国制覇に導いた。
(文・写真 岡崎敏)
田添は各対戦でチームの先陣を切って登場、必ずポイントを奪い、有利な展開を作った。 上村慶哉(3年)=同中出身=と組んだダブルスは、準決勝の明徳義塾戦がヤマだった。「明徳にはダブルスで勝ったことがなかった。勝負だと思って粘った」と田添。劣勢から盛り返して逆転勝利し、勢いに乗った。
決勝の相手は愛工大名電(愛知)。田添と定松祐輔(3年)=同中出身=の切り札2人を前半に起用する積極策が実り、3-0で勝利。全国の舞台で初の団体優勝を飾った。定松は「絶対勝つという気持ちで戦いました」と優勝に涙した。
エースの田添は2月末から2週間、中国で武者修行を積んだ。自信あふれるプレーはその成果だ。夏には地元・北九州市でインターハイが行われる。田添は「(単、複、団体の)3冠を取りたい」と力を込めた。