愛知・中川商業高校の岡田花海さん(情報処理科3年)が、全国商業高校協会(全商)が主催する9つの検定のうち8つを取得した。

検定試験1級に1種目合格することを「1冠」と呼ぶ。1級を3つ合格すると「3冠」となり、全商から表彰される。

商業高校の授業だけで、全ての検定試験の内容を勉強することは非常に難しい。そのため岡田さんは放課後の補習授業に参加したり、所属するコンピュータ部で勉強に励んだりした。

「8冠」を達成した岡田さんは「卒業したら就職したいと思っていました。仕事に就くためには資格をたくさん取った方が有利だと聞き、多くの資格を取得することに力を入れてきました。家に帰ってから勉強するのが苦手だったので、部活で集中して問題に取り組みました。毎日の積み重ねの勉強が8冠という結果になったと思います。この資格を社会で生かしていきたい」とうれしそうに話した。

岡田さんは全商検定以外にも国家試験である「ITパスポート」や、「日商簿記2級」など、数多くの資格を取得している。(佐藤由貴=同校3年 写真左下)

全商検定一覧

○珠算・電卓実務検定(珠算部門)○珠算・電卓実務検定(電卓部門)○簿記実務検定○情報処理検定(ビジネス情報部門)○情報処理検定(プログラミング部門)○ビジネス文書実務検定○商業経済検定○英語検定○会計実務検定