中学時代、私は常に成績優秀者でした。しかし、高校進学後は友達との遊びやイベントに時間を取られ、成績は思うように伸びなくなりました。特に苦手だった物理は30点を超えることすらありませんでした……。ですが、勉強法を見直し、物理の成績を大幅にアップできたんです。(高校生記者・Lua=2年)
漫然と問題集を解くのは効果なし
以前は問題集をただひたすら解いていました。ですが、内容の理解が不十分のままで、問題の解き方が分からず、解説を読んでも理解が進みませんでした。前回の定期テストでは8点という結果でした。
しかし今回は試験3日前から勉強を始めたにも関わらず、約9倍の72点を取れました。理由は、「理解を深めること」と「自分に合った問題演習」にあります。2日間かけて考え方や定義をまとめ、最後の1日で問題を解きました。

「図」に表して理解を深める
まずは、「物理の基本的な考え方の理解」に力を入れました。例えば、ただ公式を覚えるだけでなく、その公式が「なぜ成り立つのか」を考えました。教科書に書かれている解説や公式は、文字ばかりで私には分かりにくいことが多かったです。定義を理解するために、教科書の内容を図に表してみました。

インターネットを検索して、分かりやすい説明が載っているサイトを見つけます。私は「気体分子運動論 解説」のように、「分野名+解説」を調べています。自分に合った説明や図を見つけ、まとめて理解を深めました。
定義を理解→問題演習を繰り返す
次に、「自分に合った問題演習」についてです。物理は、概念を理解し、公式を覚えただけでは問題が解けるようにはなりません。繰り返し問題を解くのが大切です。
まずは自分に合った問題を選び、難易度を徐々に上げていきます。最初は難しく感じた問題も、繰り返すうちに解けるようになりました。
私は問題集の問題が難しく感じたため、インターネットで例題を探して解いたり、授業プリントの問題を解き直したりしました。
自分に合った勉強法を知ろう
物理の成績が上がった背景には、理解に重点を置きつつ問題演習をする勉強法の影響が大きかったと感じています。勉強法を見直し、自分に合った方法を見つけ、試行錯誤しながら取り組むことが成績アップには不可欠だと思いました。