私は英検や模試、学校の試験などで英語のリスニングに足を引っ張られ、思うように成績が伸びませんでした。約1カ月間のリスニング強化の結果、正答率を3割から7割まで上げました。どうやって勉強したのか、方法を紹介します。(高校生記者・翠=3年)
1カ月間リスニング特訓を実施
学校の英語の授業では、リーディングやライティングに多くの時間が割かれています。私はリスニングの正しい勉強法を知らないまま、英検や模試ではいつもリスニングに足を引っ張られていました。
英検2級を受検するため過去問を解いてみると、リスニングの正答率はわずか3割という結果に。英検までの残り1カ月で、リスニングを徹底的に強化することにしました。
朝晩20分ずつ、聞いて話して
学校の英語の先生にリスニングの勉強法を聞いたり、インターネットで情報収集したりして、「ディクテーション」「シャドーイング」を活用し、「朝晩20分ずつ英語に触れる」勉強法にたどりつきました。
【1】ディクテーション
まずはディクテーションです。解いたことのあるリスニング問題とスクリプトを用意します。
リスニング音源を聞きながらスクリプトを見て、答えのヒントとなる重要な英単語に暗記マーカーを引きます。スクリプトを赤シートで隠して再度音源を聞き、暗記マーカーの部分の単語を、音源を頼りに紙に書き出します。
【2】シャドーイング
次にシャドーイングです。全ての問題を終えたら、スクリプトを見ながら音源についていくように発音します。慣れてきたら、スクリプトなしでもできるように練習します。スクリプトなしでほぼ完璧に発音できるようになったら、別の過去問など、新しい音源に進みます。
私はこれを朝晩の1日2回、それぞれ20分ほどかけて、1カ月間続けました。
正答率が3割→7割に
特訓の結果、英検2級の過去問ではリスニング正答率を7割まで上げるのに成功しました。最初は1つの音源を完璧にするまで時間がかかりますが、慣れてくると3日ほどで完璧になります。
リスニングは正しい方法で、継続的に勉強するのが何よりも重要。リスニングの勉強法で迷っている人や、成績が伸び悩んでいる人がいれば、参考にしてください。