勉強の息抜きや、学校からの帰り道などは、音楽の力を借りて、束の間でも日常の忙しさから離れたいですよね。そんなときにおすすめなのが、「エモい気分」になれる曲。高校生記者に、令和に発売された曲の中から、心を揺り動かすお気に入りソングを紹介してもらいました。

元彼との思い出を振り返る

乃木坂46「立ち直り中」

元彼とのやさしい思い出をゆっくりと振り返る曲です。歌詞に出てくる京王電鉄井の頭線「永福町駅」に行く機会があり歩いてみましたが、本当にエモかったです! 駅の周辺は都会のような高い建物がたくさんある地域ではなく、ゆっくりと時が流れるような町で、「地元の人に愛されているんだろうなあ」と感じました。曲ととてもマッチした雰囲気でした。(にゃー=2年)

同性愛、異性愛の描写がすてき

星野源「Ain't Nobody Know」

イントロのギターとアウトロのベースがとにかくかっこいい。特に好きなのは、サビの星野さんのファルセットとハモリが混ざり合う部分です。すごくしっとりしていて、時がゆっくり流れていくように感じます。MVでは、同性愛と異性愛の描写がそれぞれあり、歌詞の内容をどちらの愛に当てはめてもすごくすてきだなと思いました。「エモい」という言葉だけでまとめるにはもったいないくらいの曲です!(むにゅ=2年)

爽やかでフレッシュ

M!LK「ブルーシャワー」

「こんなに爽やかな曲はない!」と思うくらい、フレッシュで疾走感あふれる曲です。私が特に好きな歌詞は、「1秒で変わる世界 可能性を信じて」です。ポジティブになれる言葉がたくさんちりばめられており、高校生活を応援してもらっているような気持ちになれます。まさに、令和のエモい曲です。(みかづき=2年)

はかなく切ない恋を描く

Conton Candy「桜のころ」

交わってはいけない2人が公園で出会い、互いにひかれ合ってしまう様子が切なく描かれた曲です。「幻を見たように きれいな夢を見たのは」という歌詞があり、ひかれてしまった相手は夢の中の存在なのではないか、と連想させられます。MVを見ると、さらにエモさが分かるはずです。(クリオネ=3年)

駆け抜けるような疾走感

Mrs.GREEN APPLE 「青と夏」

映画「青夏 君に恋した30日」のために書き下ろされた楽曲です。ミセスの夏の代名詞とも言える定番曲で、爽やかで駆け抜けるような疾走感があります。青春の日々が描かれていて、「誰もが主役になれる」というメッセージを感じる歌詞も印象的です。(麦=1年)

1日の終わりに心地よく聴ける

カネコアヤノ「光の方へ」

1日の終わりやほっと一息つきたいときにぴったりの曲です。聴くと、夕方の淡い太陽が頭に思い浮かびます。実家のような「安心できる空間」の懐かしさを感じ、まるで「光の方へ」連れて行ってくれるかのような心地よさがあります。心がもやもやするときや落ち着けないときには、聴きながら感傷にひたってみるのもおすすめです。(ウグイ=3年)