高校生が避けて通れない「英語のリスニング」。苦手な人、勉強方法が分からない人もいるのではないでしょうか。高校生記者たちが実践する、リスニング力向上のための方法を紹介します。

日々の積み重ねで鍛える

【1】毎日英語を聞き続ける

とにかく英語を聞くこと。5分でもいいので、毎日続けることを大切にしてください。だんだん耳が慣れてきて、聞き取れるようになります。人間は慣れる生き物なので、脳に必要性を感じさせるためにも、毎日続けることが大切だと思います。(藤咲花佳=2年)

毎日聞くことが大切

【2】英検の過去問を活用

塾の先生に教えてもらったのが「英検の過去問をやること」です。英検は問題が良く、1回の分量も多いためだそうです。私は、リスニングが苦手で、集中力不足が原因。30問程度を1日1回やってリスニング中の集中力を高められました。大学受験はリスニングの量が多いので、これをやって損はないです!(にゃー=2年)

【3】単語を口に出す

普段から単語を覚える時に、実際に口に出すようにすると、単語を音としても覚られます。単語を覚える効率が上がり、リスニング問題にも対応できるようになります。(ウグイ=3年)

音楽や動画を活用する

【4】好きな番組を見る

私はアメリカのクッキング対決の番組が好きで、何回も見ています。好きな本やアニメを何回も見ていると次のセリフを思い出すことがありますが、英語でも同じです。何回か繰り返し聞いたあと、日本語を見ずに内容が理解できるようになります。(一宮鈴愛=2年)

英語圏の番組を見る

【5】洋楽を活用する

洋楽を聞いて、書いて、歌ってリスニング力を高めました。洋楽では、リスニング教材にはない「リアルな英語」を聞けます。書くことでライティングや単語、歌うことでスピーキングなど多くの力を高められます。一番の魅力は楽しめること。お気に入りの洋楽を探しながら「勉強」と言い張れるので最高です!(Sowa=2年)

【6】外国人同士の会話をYouTube視聴

YouTubeの外国人同士が話す動画を利用しています。自動翻訳が付き字幕がある点が特にいいです。聞き逃しを防げたり、ネーティブが使う文法などを知ることができたりと、一石二鳥です。会話スピードが速い場合は、速度を落として再生し、個々に合った学び方ができます。(ほえーる=2年)

学習方法を工夫する

【7】メモは取らず内容に集中

メモは取らずに内容を聞くようにしています。メモを取っていたら書く方に集中してしまって、聞くことに集中できないからです。リスニング後に解説書を見て「聞き取れなかった単語は自分が発音できていない単語」と考え、その単語を発音できるようにします。(べいびぃ=3年)

【8】ディクテーションで鍛える

英語の音声を聞いて、全て書き起こす「ディクテーション」をしています。リスニングの音声は速くて、ついていけない人もいると思います。ですが、回数を重ねるうちに慣れてきて、書き取りができるようになるはずです。(麦=1年)

ディクテーションやシャドーイングをする(写真はイメージ)

【9】シャドーイングで鍛える

聞いている英語音声のすぐ後を追って復唱する練習「シャドーイング」をします。“want to”が“wanna(ワナ)”に聞こえるなど、リスニングの一番の敵は「英語特有の音のつながり」だと思います。音声を聞いたままに発音する練習をすると、音のつながりの傾向がつかめます。(もん=1年)