映画「からかい上手の高木さん」を高校生がレビュー「思わず感情移入しちゃった」

現在公開中の映画「からかい上手の高木さん」。本作は、山本崇一朗さんによる同名の大人気コミックを元に実写化した作品で、原作で描かれている中学時代から10年後のオリジナルストーリーが描かれます。

登場人物に自分を重ねた

中学校の体育教師となった主人公・西片のもとに、同級生で中学時代よく西片をからかっていた高木さんが教育実習生として現れ、2人の関係性がまた動きだしていきます。

舞台は瀬戸内海の小豆島。小豆島のきれいで穏やかな雰囲気と、登場人物のほっこりした様子は、見ていてやさしい気持ちになりました。

主人公の他にさまざまな人物が登場しますが、大関さんと町田くんという西片の教え子のの2人が特に印象に残りました。2人の人間関係の悩みがリアルに描かれていて、今の自分や過去の自分に重ねて思わず感情移入してしまう場面も多かったです。

何か劇的な展開がなくとも一つ一つのセリフに共感したり、温かい気持ちになったりできるような作品を探している人におすすめです。ぜひ劇場に見に行ってみてください！（麦＝1年）

麦　神奈川県在住。趣味は読書と音楽を聴くこと。推しはMrs.GREEN APPLE。得意科目は歴史。将来の夢は社会科の教員になること。