私は友達と話すのが楽しくて、時間がたつのも忘れるくらい話し込むことがよくあります。ですが、人の気持ちを考えない発言やふるまいにモヤモヤした経験があります。(高校生記者・黎明=3年)
友達の好きな人の前で余計な一言
友達とのおしゃべりは、毎日の楽しみの一つですが、「それは言わないほうがいいんじゃ……」「声には出さないけど困った顔してるのに」とモヤモヤすることもあります。
例えば、こんなことがありました。友人Aには好きな人がいます。Bはそれを知っているのに、Aの好きな人の前で大きな声で「前は少し太ってたけど、やせてかわいくなったね!」と言ったのです。Aは体形を気にしていたので、「そんなこと大声で言わないで」と怒っていました。
Bには「周りに人がいる場所で、本人が気にしてる話はやめよう」と諭し、Bは不服そうでしたがその場は収まりました。
食べてるものを見て「おいしくないよね」
私と友人Cがゼリーを食べていた時のことです。それを見た友人Dが目の前で「それ、おいしくないよね」と言いました。
Cも私も、周囲にいた友達も少しびっくりしていましたが、空気が悪くならないよう、みんな愛想笑いで「そんなこと言わないでよ〜」と言って話を変えました。
周りの反応を気にしよう
これまでも周りが察して注意をしても、気にせず話を続ける人もいました。相手が「かまわない」と思っているなら問題ありません。でも、困った顔をしていたり、空気が悪くなるのを気にしていたりして、「やめて」と言えないこともあると思います。
どこでも、誰にでも「自分の話したいことを話す」のではなく、周りの人の反応や表情を気にしたり、注意されたら素直に聞き入れたりすることが大切だと思った経験でした。私も、集団生活を気持ちよく過ごすために、話す内容の「TPO」を考えて生活したいと思いました。