いざ机に向かうと、ついスマホに手が伸びてしまい、いつの間にか時間がたっている……。そんな悩みを持つ高校生も多いのではないでしょうか。集中力を高めて勉強に取り組む方法を高校生記者たちに聞いてみました。

時間を決める

【1】だらだら長時間勉強を禁止

長時間高い集中力を保つのは難しいので、だらだらと長時間連続で勉強するのは避けています。「もうやめたい」と思ったときに「あと1問だけやって休もう」と、ちょっとだけ頑張ることで達成感も生まれ、次に取り組むときのモチベーションにつながると思います。(春時ふみ=2年)

【2】短時間で科目を変える

同じ科目を続けて勉強するとダラダラしてしまいがちなので、時間を細かく分け、科目を変えながら勉強しています。効率も良くなるし、メリハリをつけて勉強ができるので集中力の低下を抑えることができます。(茶豆=3年)

制限時間があると、集中を保ちやすい

【3】短めに時間制限を設ける

時間制限を設けて勉強するのがおすすめです。最初は「少し短すぎるかな?」くらいの時間制限をつけて勉強し、慣れてきたら少しずつ時間を延ばしていくと良いと思います。長時間集中を保つことは難しいので、「集中するぞ!」と思ったらすぐに気持ちを切り替えられるように練習することが大切です。早く問題に集中できる力がつくので、模擬試験などでも役立ちます。(桜いをり=3年)

【4】タイマーをセット

5分でも10分でもいいので、「この時間は絶対集中する!」と決めてタイマーをセットします。タイマーが鳴れば、スパッと勉強をやめてリラックスします。こうすることで、勉強している間は常に集中力を高く保つことができ、時間内に問題を解こうとするくせをつけられます。テストにも強くなるのでオススメです。(にこ=3年)

内容を絞り見える化

ダラダラ取り組まないためには、やることを可視化

【5】タスクをリストアップ

一番大切なのは、やることを最初に書き出してタスクをこなすことです。「今日こなさなければいけないこと」をしっかり終わらせてから遊ぶことで、集中して課題を終えられます。(かな=3年)

【6】学校でリストを作成しておく

学校の休み時間などにその日にやるべきこと、授業内に理解しきれなかったこと、間違えてしまった問題などをリスト化しておきます。家に帰ってからやることを決めようとするとだらけてしまうので、すぐに取り掛かれるようにしています。リストに載っていることが全て終わったら、その後は自分の時間に使っています。(ASUNARO=2年)

体調管理や正しい姿勢を意識

【7】水分をこまめにとる

テストの日は、休み時間のたびに水筒1本分ぐらいを飲みきっています。水分をたくさん取るとなんとなく眠くならず、集中できます!(りとるしゃけ=3年)

【8】姿勢を正す

姿勢をよくして勉強すると体が痛くなりづらく、集中しやすいと感じます。学校の先生に教えてもらった方法は、「椅子に座る前に前傾姿勢をとり、そのまま座面にお尻を乗せ、体を起こして坐骨(ざこつ)に体重を乗せる」という座り方です。(ミイ=2年)

塾に勉強する際の正しい姿勢を示したポスターが貼ってあり、それを見てはっとしました。「背中をまっすぐにし、両手を机の上に乗せ、両足を地面につけて椅子に深く座る」と良いそうです! 椅子に浅く座るくせがあったので、直すと集中しやすくなりました。(Aurora=2年)