「わからないことは、何でも聞いてください」。学校や塾の先生にそう言われても、「今忙しかったらどうしよう」「こんな簡単なところもわからないの?って思われたらどうしよう」…と、質問することをことごとく避けていました。そんな時苦手意識を「推し」の先生が変えてくれました。(高校生記者・にゃむ=2年)
話が面白い私の「推し」の先生
高校2年生でできた私の「推し」。数学の先生で、今年23歳。教師は2年目で、大学時代は塾で働いていたらしいです。
授業の合間の小話がとっても面白くて、私の最推しエピソードは、池袋で人気YouTuberを見つけて声を掛けたら違った話。先生は、四千頭身の後藤に声が似てます(笑)
「怒られるかな?」ビクビクしながら質問へ
初めて先生に質問しに行ったのは、高校2年生最初の中間テスト前。それまでは一度も先生に質問しに行ったことがありませんでした。
その時すでに頭がパンクしかけていた私は、テスト範囲の中のかなり初歩的なところをビクビクしながら質問しに行きました……。真面目に授業聞いてなかったのかと怒られると思いきや、「あー、ここね」と言いながら授業よりもわかりやすく、丁寧に説明してくれました。
その後の期末テストでは、部活がなくなる考査1週間前からほぼ毎日1時間ぐらいワークの解説や小テストで間違えてしまったところの解きなおしを見てくださいました。
ものすごく点数が上がったわけではないですが、赤点を無事回避し、前回のテストよりも点数が上がりました。それ以降私は先生と親しくなったし、他の先生にも積極的に質問しに行けるようになりました。
「質問する姿勢がうれしい」と言ってくれた
私はこの経験を通して、質問の大切さを学びました。テストをつくる先生に質問するのが一番正確ですが、仲のいい友達に質問するところから始めてもいいかもしれません。私のように推しの先生がいる場合は、その先生からでも……! 自分一人では気づけないようなことを教えてくれると思います。
私は先生につきっきりで見てもらった期末テストでいい点数が取れず、「あんなに時間を割いてもらったのに申し訳ない……」と思っていましたが、先生は「数学のテストの点数がそのまま役に立つなんて思ってないし、それよりもこうやってたくさん質問しに来てくれる姿勢がうれしい」と言ってくださいました。
質問しに行くと先生も私たちのペースに合わせてくださいます。それに、何より理解しないまま勉強するよりもしっかり理解して勉強したほうが何倍も楽しいです! ぜひ質問に行ってみてください!