同じ高校に通う高校生3人一組がクイズで日本一を目指す、日本テレビの人気番組「高校生クイズ(全国高校クイズ選手権)」。今回は都道府県代表制をとらず、予選上位チームが戦う形式に変更し、決勝大会に進出する12校が決定した。9月9日(金)夜7時からの放送で優勝校が明らかになる。
「平等に勝ち上がれる機会を」県代表制を廃止
42回目を迎える今年のテーマは「クイズにかける夏~努力が報われる日~」。これまでは各都道府県から代表校を選出していたが、今回は「都道府県に関係なく予選上位チームが決勝に進出する形式」に変更した。
日本テレビによると、性別や世代などの隔たりがない時代に変わってきたことを背景として、地域に制限されず平等に勝ち上がれるかたちを採用したのだという。全1560チームから、予選を勝ち抜いた上位12チームが決勝大会への切符をつかみ取った。
開成、灘、東大寺学園、ラ・サール…クイズ名門校ずらり
7月17日、Zoomを使ったオンライン上で行われた1次予選には1560チームが参加。「2022年6月の時事問題」「国旗」「SDGs」など全10ジャンルから各10問が出題され、合計点で順位が決定した。
その後行われた2次予選を勝ち抜き、12校の決勝大会出場が決定。過去に3度の優勝経験を誇る東京・開成高校と埼玉県立浦和高校をはじめ、兵庫・灘高校、鹿児島・ラ・サール高校、奈良・東大寺学園高校など高校生クイズ常連校が肩を並べた。
- 埼玉・埼玉県立浦和高校
- 埼玉・栄東高校
- 千葉・渋谷教育学園幕張高校
- 東京・開成高校
- 東京・早稲田高校
- 長野・長野県松本深志高校
- 京都・京都府立洛北高校
- 京都・洛南高校
- 兵庫・灘高校
- 奈良・東大寺学園高校
- 島根・松江工業高等専門学校
- 鹿児島・ラ・サール高校
「クイズを愛する高校生のための問題」QuizKnockも問題制作
近年は、運の強さも勝負の鍵を握ることの多い出題が見られたが、日本テレビによると今年の問題は「クイズを愛する高校生のための、よりクイズに忠実な問題」傾向にあるという。応援パーソナリティーを務める知識集団・QuizKnockも問題制作に携わった。
自身も高校生クイズに出場し、優勝を経験したQuizKnock・伊沢拓司さんは「(正解の)瞬間の背後には、たくさんの努力があったんだろうなっていうことを想像しながら見ていただけると本当に良い大会に見えるかなと思っております」とコメントしている。