失恋したときに聴く音楽は、いつもの何倍も心に響くものですよね。そんなとき、あなたに寄り添ってくれるおすすめの失恋ソングを高校生記者に教えてもらいました。

そっと励ましてくれる

「初恋が泣いている」あいみょん

ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」の主題歌。MVでは、あいみょんさんが実際に一人、居酒屋で泣いています。初恋が主語という新しい目線で描かれている歌詞が特に良く、心にすっと入ってきます。最後の歌詞では「つらいい恋はやめて、心を入れ替えて!」とあとおしして、励ましてくれます。(ラパン=2年)

心が温かくなる

「夜撫でるメノウ」Ayase

YOASOBIのコンポーザーとしても活躍している、Ayaseさんのセルフカバー曲。失恋だけでなく、いろんな「別れ」に重ねられる繊細でドラマチックな歌詞がとても好きです。Ayaseさんの柔らかい声が印象的で、ひとつひとつの歌詞がじんわり心に沁みてくるのも、この曲の魅力。しっとりとした雰囲気の中の優しさに、心が温かくなる一曲です。(桜いをり=2年)

恋愛を振り返る

「Gum Tape」SixTONES

とてもストーリー性があります。他のアイドルソングにはあまりないリアルな設定で、失恋の気持ちが歌われています。初めの2人で過ごした楽しい時間の描写から、最後の2人の別れまで、失恋を経験したことがある人もない人も、知らないうちに主人公に同情してしまうような臨場感があり、ぞくっとさせられます。(かな=2年)

時間がたっても忘れられない苦しさ

「セピア」SixTONES

セピア色に変わってしまった恋人の写真、まだ鮮やかに残る自分の記憶、その対比がとても美しく、胸が締め付けられます。歌詞は切ないですが、SixTONESの繊細な歌声が優しく、その温かなハーモニーに一気に魅了されます。大切な人との思い出を胸に未来に進んでいく、芯の強さも感じる失恋ソングです。(桜いをり=2年)

共感できる歌詞に号泣

「小さな恋が、終わった」Little Glee Monster

「キミの名前を呼ぶだけで 胸が痛くて切なくて大好き」という歌詞が刺さり、実際に失恋した際に号泣しました。(りとるしゃけ=2年)

純粋な恋愛の終わり

「ConneQt」UVERworld

「大切なモノ」を失ってしまった「僕」の気持ちを歌った曲です。曲調や歌詞のはかなく、切ない雰囲気が純粋な恋愛の終わりを思わせます。「君の事上手く愛せないくせに好きになってゴメンね」という歌詞には、まさに純粋な「僕」の「君」への気持ちが表れていると思います。(Spareribs=3年)

昔の恋愛を思い返して切なくなる

「YOKOHAMA blues」SEKAI NO OWARI

かつて想いあったあの人の香りを感じて、切なくも懐かしく思う、という曲です。私たち高校生にとってはちょっぴり大人な曲かもしれません。曲中にある「困った時だけ私なのね」という女性の声の正体は誰なのか、明かされていないのもドキドキしてしまう魅力的なところです。思い合っていた昔のパートナーを想いながらぜひ聴いてほしい曲です。(ツムギ=3年)

気持ちを切り替えさせてくれる

「陽炎」SEKAI NO OWARI

6月22日に発売されたシングル「Habit」のカップリング曲。「自分が相手にどんな気持ちを持っていたのか」「相手はどんな気持ちだったのだろう」など、つらい失恋について考えて、次の出会いへと気持ちをおしてくれるような曲です。アルバム「scent of memory」では、Saoriさんが歌っているので聴き比べてみるのもおすすめです。(Aurora=1年)

ド直球な失恋ソングが響く

「Over」THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

届かないと分かっていながら、諦めきれず追いかけてしまう様子を表しています。私がこの曲をレコメンドした理由は、失恋した人の想いがド直球に歌詞で表現されていて、まさに失恋ソングそのものだと思ったから。歌詞だけでなく、歌詞の意味をふまえて楽曲の世界観に入り込んで歌唱しているボーカル3人の歌声は、聴いているだけで胸が締め付けられるほどの苦しさや悲しさ、切なさが伝わってきます。(ゆぽ=3年)

ゆっくり次のステップへ

「楓」スピッツ

ボーカルの草野さんにしか出せないこの暖かくて澄んだ歌声は、失恋した心をそっと抱きしめてくれるはず。「楓」を初めてライブで聴いたとき、涙ぐんだ母親と言葉を交わすわけでもなくただぎゅっと抱き合いました。

別れを歌った曲ですが、誰かと通じ合いたくなるような曲でもあります。寂しさはまだ癒えなくとも、この曲と一緒に足をそっと少しだけ前に、ゆっくり歩み出せそうな気がします。(ツムギ=3年)

英語詞がちょうどいい

「Baby」Justin Bieber

軽快なリズムのジャスティンの名曲です。印象的なサビもさることながら、高めの歌声でつづられる失恋の思いやラップ歌詞の部分も聴きどころです。日本語よりも歌詞を直接的に感じない分、リラックスして楽しく聴けます。現在もすてきですが、この曲を出したときの、まだ10代の頃のジャスティンの少年の雰囲気と甘い歌声もオススメです!(春時ふみ=1年)

力強さに元気が出る

「Part Of Me」Katy Perry

洋楽なので、私はよく和訳付きの動画で聴いています。私自身まだ誰かとお付き合いしたことはありませんが、この歌の歌詞やリズム、歌声から力強さを感じます。そこがこの歌、そしてケイティー・ペリーさんの魅力だと思います。意味がわからなくても、聴いているだけで元気が出ます。「過去の恋愛はもう吹っ切れた」というかっこよさを感じる曲です。(ふうくあ=1年)

別れを告げる歌詞が切ない

「Anna(Go To him)」The Beatles

ビートルズ初期のカバー曲です。もとはアーサー・アレキサンダーという方の曲ですが、しっかりとビートルズらしさも感じられます。歌詞はまだ未練がありつつも新しく好きな人ができた恋人へ別れを告げる、といった内容です。メロディー、歌声などどれをとっても切ない感じがひしひしと伝わってきて、まるで自分が失恋したような気分に浸れます。(シロまる=3年)

きれいな表現に注目

「さようなら、花泥棒さん」初音ミク 

爽やかでかわいい曲調ですが、歌詞の中の女の子の重い感情の表現が小説のようできれいです。聴いた後には切ない感じもあります。「私 はね知ってる。永遠の幸せ なんてないんだよ。花も枯れるでしょ?」という歌詞が個人的に好きです。半年前に付き合っていた人に振られたときにこの歌詞に救われました。この曲を何度も聴いて気持ちがすっと楽になりました。(ちょこ=3年)