高校1年生まで目指していた目標に、迷いが生じたNFさん(高校3年)。進路に葛藤する中、先生からかけられた言葉とは。本当にやりたいことを見つけることができた体験談を紹介します。

薬剤師になりたかったけれど…

高校1年生までずっと、医療系の仕事、特に3歳のころからの夢である薬剤師を目指していました。「薬の研究ができる!」と思っていたから。給料もよく安定していることや、人を助けたい思いもありました。

学習の際に重宝している文房具

しかし、高校2年生に進級する頃、薬剤師には物理や数学IIIの知識が必要だと知ったのです。先生から「薬剤師でなくても研究ができれば他の学部でもいいんじゃない?」と言われたことが、私の人生を大きく変えることになりました。

「研究がしたい」と気付いた

その後、別の先生からある研究所の申込書をもらい、話を聞く機会がありました。医療職へのこだわりはありましたが、さまざまなことを見聞きするうちに「私は『研究』というものをしたかったんだ」と気が付きました。

今、私は農学部を目指し、農学系の環境に関わる研究もしています。医療系を目指していた頃の私は「絶対農学部なんて行かない!」と考えていました。本当に、人って変わるんだなあと思います。

受験のために集めている資料

あの時の先生の一言で、私は本当にやりたいことを見つけられました。研究所の申込書をくださった先生のおかげでもあります。本当に感謝しています! (高校3年・NF)

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