体調が悪くて一日何もできなかった日、やる気が湧かない日、失敗が重なりなんとなく物事がうまくいかない日。自己嫌悪に陥ってしまうことはありませんか? そんな日の自分をご機嫌にする、ポジティブ思考術をご紹介します。(高校生記者・桜いをり=2年)
うまくいかない日に私がよく実践する3つの思考術をご紹介します。起立性調節障害になってから、自分を嫌いにならないために始めました。
【1】「今日は私の日じゃない」と考える
「今日は私の日じゃない」と考えます。英語で「今日はついていない」を意味する“It’s not my day.”というフレーズを知ってから実践している思考術です。
ヨーロッパの学生さんは、ついていない日はこの言葉を口にして、次の日からは新しく気持ちを切り替えているそうです。
【2】魔法のフレーズをつぶやく
「過去の失敗や心配事を気にしないようにする」ため、私は、“It’s not the end of the world. (世界が終わるわけじゃない)”と心の中で唱えます。誰かを励ます時に使う言葉ですが、あえて自分に向けて唱えることで、前向きな気持ちになれます。
日本語にはあまりない、おおらかな表現が印象的で、自分の悩みごとをささいなものに感じさせてくれます。心を軽くしてくれるフレーズです。
【3】反省しすぎない
「反省しすぎないこと」を心がけます。自分ができなかったことを数えるのではなく、「明日はこうしよう」と未来に目を向けることで、前向きに物事を捉えられます。
反省は時として大切ですが、それが自分を責めることにつながってしまっては意味がありません。私は、体調が悪かったりやる気が出なかったりして「今日は何もできなかったな」という時は“Tomorrow is another day. (明日は明日の風が吹く)”と自分に言い聞かせています。
新しいノートのページを開くように、すっきりした気持ちで明日を迎えられる、おまじないのようなフレーズです。ぜひ試してみてください。
心の中でフレーズを唱えるだけでは足りない人は、好みのデザインのカードなどにフレーズを書いて持ち歩くのもおすすめです。「自分が前向きになれる言葉」を見つけて、相棒にしてみてください。