入学シーズン。中学から高校に進学した新入生にとって、初めの壁は友達作りかもしれません。知っている人が多ければ心強いですが、誰も知らない人もいるでしょう。今回は、高校に入学し、友達作りで困惑したシマエナガさん(高校3年女子)に、長く付き合える友達について気づいたことを話してもらいました。

同じクラスに仲良しがいない…

高校には、同じ中学校から何十人も入学しました。にもかかわらず、同じクラスに仲の良い友達がいません。「1人ぐらいは友達がいるだろう」と思っていた私は、とても焦ってしまいました。

友達作りって難しい(写真はイメージ)

そこで、同じようにクラスに友達がいなかった人と初日に話してLINEを交換。その人は同じ中学校の同級生も少なく、すぐに登下校も一緒にするように。私とはクラスの中で仲の良いペアみたいになろうとしていたようです。私は他クラスには友達はいるので、兼ね合いに苦労しました。

ずっと一緒は苦痛、避けるように

私はすぐに人と打ち解けるタイプではありません。しばらくは様子見で、1人でいたり、いろいろな人と話したりする時間も必要でした。そのため、ずっと一緒にいようとするその人のことをあまり好きではなくなり、避けるように。

今では、よく話す仲ではありますが、そこまで好きではありません。気の合う友達は長期間一緒にいて初めてわかるものなので、最初から「この人と友達になる!」と決めないほうがいいと思います。

長続きする友達って?

私はやっぱり部活の友達が一番。高校生になった今、高校が離れていても仲良くしているのは、中学校の部活の友達。高校でクラスが同じにならなかった中で、一番仲がいい人も小学校の部活の友達です。

クラスが同じだけの人は、嫌になったら距離を置くことができます。しかし、部活が同じだと、どうしても一緒に行動しなければなりません。その分トラブルも起こりやすく、私も小学校、中学校でそれぞれ、部内で友達関係に亀裂が入ったことがありました。それでも同じメンバーで一緒に戦い、乗り越えてきたのだという絆はもちろんあるので、よほど信頼関係が崩れない限り、長く友達でいられることが多いと思います。

人にはそれぞれ悪い面もあります。ずっと一緒にいるとそれに慣れてきたり、うまく対処する方法が身についてきたり。その人のいい部分も悪い部分も含めて理解し、ずっと仲良しでいられるのです。(高校3年・シマエナガ)

部活の友達が一番仲良くいられる気がする(写真はイメージ)

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