皆さんは「奇数グループでの友達関係」に悩んだことはありますか? ペアワークなどでうまく分かれられなくて1人に…。「私だけいらない?」と、もやもやした経験をお話しします。(フラワーシャワー=3月卒業)

私、いないほうがいいの?

私には、おそらく「親友」と呼べるであろう2人の友人がいます。2人と知り合ったのは中学1年の時です。

遊ぶときは、私を含めて3人。ペアワークや校外学習のバスの2人席など、2人で分かれる時に、とてももやもやします。私以外の2人がいつもペアになって、私はあまり話したことがない人とペアになったりするからです。

 3人グループで孤立を感じていた……(写真はイメージ)

私が誰とでも話せるからかもしれませんが、「もしかしたら2人は私がいらないのではないか」「いないほうがいいのではないか」と悩みました。3人でいるはずなのに、いつも1人な気がしていました。

助けてくれた恩忘れられず

全く話についていけない日々が続きました。2人が夢中になると、周りが見えなくなることがあるというのは分かっていましたが、ついには「2人が私の悪口を言っているのではないか」と疑心暗鬼になりました。

しかし思い返してみると、私が不登校になりかけたときも、助けてくれたのは親友の2人だけ。他のクラスにもかかわらず、お弁当を食べに来た私を普通に受け入れ、昼休みも一緒に過ごしていました。だから私は登校し続けることができました。その時の恩は忘れられません。

それでもどうしても「2人は2人の世界にいて、私だけ1人でずうずうしくいるのではないか」という思いが消えません。一度、2人から離れてみようと思いました。けれど、ここまでずっと仲良くできているのは2人だけで、結局離れることはできませんでした。

心を開いて信頼することで変わった私

このような関係を長く続けてきた私ですが、どうしたらもやもやを晴らすことができるかを知りました。それは「信頼すること」です。「2人は私の悪口なんて言っていない」「いらないなんて思っていない、大事に思ってくれてるはず」……そう思うようにしました。

相手を「信頼すること」にした

私は置いていかれる悲しさも分かっていたので、2人には同じくらい話すようにして、同じくらい大切に思うようにしました。

きっかけは、私自身が無意識に内心を隠そうとするところに気がついたことです。「相手を親友と思っているなら、自分も心を開いて信頼してみよう。自分からも与えて、変えていかないと、いつまでも関係は変わらない」と思いました。

その後、誕生日に2人からもらった手紙には「嫌なことあっても全部隠してるけど、私たちの前では本心を出していいんだよ」と書かれていました。2人は私を置いていこうなんて考えていませんでした。

奇数グループの友達関係は難しいと思います。でも、信頼があれば自分は置いていかれていないと思えるようになり、前よりもきっと居心地のいい場所になります。