自己紹介をする機会が多い新生活シーズン。順番が回ってくるまでの緊張感、終わった後の「これも言いたかったのに」の後悔……と苦手な人も多いのではないでしょうか? コツを、高校生記者たちに聞いてみました。

「共通点を探し合う場」と心得て

自分が好きなことやものを伝えるのは基本中の基本。「好き」をシェアし合い、楽しい時間を過ごせる友達を見つけるためにも、しっかり伝えたいところ。

自分が「何を好きなのか」を知ってもらおう

【1】+αの情報でより具体的に

人前に出るのが苦手で緊張してしまうのですが、できるだけハキハキとしゃべるよう心がけています。趣味や好みについて話すときは、「本が好き」ではなく、「ミステリー小説が好き」のように具体的に伝えるのがおすすめです。最後に「気軽に声をかけてください」と笑顔で言えれば満点です!(桜いおり=1年)

【2】自分の「好き」をたくさん伝えよう

第一印象は、顔や声ではなく、趣味やバックボーンで決まると思います。皆、「同じ趣味・部活」など、自分と一致する部分を探しているのではないでしょうか。

なので出来るだけ自分の好きなことを簡単に伝えましょう。注意点としては、「万人受けしなさ過ぎる」趣味を選ばない事です。独特過ぎる趣味だと、逆に孤立してしまう事もあるので気をつけましょう。(日若飛鳥=2年)

【3】仲良くなれるきっかけを増やす

「友だちを作ろう」と思ったら、まず何か共通点を探すもの。共有できたら嬉しいもの・ことは積極的に発信しましょう! 趣味や習い事・入りたいと思っている部活・ハマっているもの……なんでもアリなので、思いつく限り紹介するのがオススメです。

「私と同じだ!」と思われれば、自然と顔や名前を覚えてもらえますし、話しかけるきっかけになります。自己紹介は貴重な”発信”のチャンスです。とりあえず、紹介したいことを全て言ってみましょう!(Spareribs=2年)

【4】話題を投げかけるつもりで挑む

聞いた人が話しかけたくなるような自己紹介にしましょう。私はビビってしまい、平凡でありきたりな自己紹介をしてしまい、後悔しています。好きなマンガやアーティストなど、共通の話題が作れそうなことを伝えて、声はハキハキと早口にならないようにするのがポイントだと思います。クラスの人気者は、自己紹介の時点で面白いことを言っていました。これが人気者の秘訣なのかなぁ……。(まげまげ=2年)

目立ち過ぎないさじ加減で

「飛ばし過ぎた……」という失敗パターンもあります。主張しすぎるのが心配なら、「後々の会話に繫げるには?」という視点に立って「伝え方」や「情報量」に気を付けてみるといいかもしれません。

どうしたら「話しかけたい!」と思われる?(イラストはひなたさん)

【5】悪目立ちに注意

できるだけ背筋を伸ばし、大きな声で話すことがポイントです。高校になると、クラスの人数が多くて、思ったより遠くまで声が届かないこともあります。

内容は、出身中学・入っていた部活・好きなものなどが妥当だと思います。「好きなもの」は、最初は少しぼかすくらいの方が良いかもしれません。悪目立ちを防ぐことができます。(みかみ=3年)

【6】あえてざっくり、話しかけられ待ち

自己紹介は、自分の趣味や好きなこと・ものを大雑把に説明すると良いと思います。例えば「休日は本をよく読んでいて、作家の〜さんが好きで……」と具体的に話すのではなく、「読書が趣味です。お勧めの本があったら教えてください!」という風に、話のきっかけを作っておいた方が後々話しかけられやすいです。緊張している場で好きなことを発表するのは恥ずかしいかもしれませんが、共通点を持った友達が作りやすくなりますよ!(ワイヤレス芥子=1年)

みんな緊張してるのは一緒

自己紹介の場のあの独特の雰囲気……大なり小なり、みんな緊張しているはずです。無理に取り繕わないことで、共感を得るのもいいかもしれません。

緊張している気持ちも、共有して大丈夫!

【7】「緊張してる」って言っちゃう

私は大人数で話すことがあまり得意ではなく、話そうと思っていた内容が飛んでしまうことも。なので、あえて「人見知りなので実は少し緊張しているんです」という風に自分が緊張していることを伝えてから自己紹介をしています。場が少し和んだり、自分自身落ち着いた状態で自己紹介出来ます!(ちぃ=2年)